貝化石群集の群集構造による古水深の推定方法 : 中新統瑞浪層群産貝化石群を例として
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Paleobathymetric depth was estimated on the molluscan fauna from the early to early middle Miocene Mizunami Group by using the method based on the living depth of Recent species and genera and the analysis of community structure (species diversity and ratio of protobranch species to total bivalves). The fauna consists of many shallow and warm water species as well as some boreal species, many of which are extinct. Despite including many extinct species, the paleodepth of communities from the Mizunami Group can be estimated from the data of the Recent genera because the generic composition of the fossil community resembles the Recent one. The paleobathymetric depths estimated by both methods are concordant with each other. Thus, the community structure analysis is useful to estimate the paleobatymetic depth of molluscan community which are composed of many extinct species like as the Mizunami fauna. Moreover, this method enables us to recognize more finely subdivided depth zones of shallow water than Hickman's (1984) method in which the ratios of orders of each bivalves and gastropods are used.
- 2001-09-21
著者
関連論文
- 鮮新世における日本海への暖流の流入 : 富山市八尾町の三田層産軟体動物群の検討を通じて
- 鮮新世における北部フォッサマグナ地域への暖流の影響−新潟県南魚沼市鎌倉沢川の四十日層および魚沼層群最下部産軟体動物群の検討を通じて−
- 秋田県北部に分布する上部鮮新統〜最下部更新統の石灰質ナンノ化石層序 : 後期鮮新世古海洋変動と関連して
- 日本海中部沿岸域における鮮新世中期の古海況 : 新潟県新発田市の鍬江層産軟体動物群
- 鮮新世中期における暖流の日本海への流入 : 秋田県太平山周辺の天徳寺層産軟体動物群
- チリロウバイ(二枚貝綱 : クルミガイ目)の起源と移動
- 新潟県上越市西部の鮮新世貝化石群集の構成と構造
- 59 新潟県東頚城郡松之山町の鮮新世貝化石群集
- 77 新潟県西頸城郡名立町大菅橋付近より産出した鮮新世貝化石群
- 身近な示準化石の教材化にむけて : イタヤガイ科二枚貝化石
- 古環境変動を実感させる教材の開発 - 原生および化石貝類群の比較を通じて -
- 岩石穿孔性二枚貝の示相化石教材としての意義
- 日本海の生物相の変遷と環境変動-過去,現在そして未来へ向けて
- 北海道天塩町周辺の地質及び古生物概報 その7.鮮新統"勇知"層産Anadara(Anadara)uozumiiと若干の共産貝化石
- 北海道天塩町周辺の地質及び古生物概報 その6.鮮新統"勇知"層産玄能石とその共産貝類化石
- 珪藻化石層序によるサハリン島南部のMaruyama層・Kurasi層の年代と北海道天北地域の新第三系との対比
- 高知県四万十市の上部白亜系佐田石灰岩の岩相と化石群集
- 上越市西部の川詰層産軟体動物群 : 新潟県上越地域西部の軟体動物化石の研究(その5)
- 872. 新潟県上越地方の新第三系産 Calyptogena pacifica Dall について
- 新潟県上越地方の新第3系産Calyptoqena Pacifica Dallについて〔英文〕
- 上越市西部の谷浜層産軟体動物群 : 新潟県上越地域西部の軟体動物化石の研究 (その2)
- 新潟県上越市西部の新第三系能生谷層より産出した貝化石群 : 古生物
- Studies on the molluscan fossils from the western part of Joetsu district, Niigata Prefecture (Part 1) : Molluscan fossils from the Nodani Formation along the Iwato River
- 児童生徒の地殻変動の理解度を考慮した地層の選定
- 地域の地質素材を活かした総合的な学習の時間の教材 : 新潟県上越地域を例にして
- 更新世前期の大桑・万願寺動物群中の岩石穿孔性二枚貝化石群集
- ヒレガイ属の起源と生物地理学的変遷
- 日本周辺の北方系貝類の起源と移動 (総特集 軟体動物学--動向と将来) -- (1章 貝類相研究のフロンティア)
- 北海道天塩町周辺の地質及び古生物概報 その5.鮮新統"勇知"層産エゾイガイ
- 113 新潟県糸魚川市梶屋敷周辺の上部新生界の層序と古環境
- S-11 2.75Maにおける日本海側の軟体動物群の変化((2)新生代後期における北極海-北太平洋/北大西洋間の流通と古海洋環境変動,口頭発表,シンポジウム)
- 大桑・万願寺動物とその変遷過程(日本海の生物相の変遷と環境変動-過去,現在そして未来へ向けて)
- 4. 北太平洋地域におけるシロウリガイ類の属位(日本貝類学会平成19年度大会(豊橋)研究発表要旨)
- 現生および化石鯨骨群集 : 軟体動物を中心として
- 15.日本産化石鯨骨群集(日本貝類学会平成17年度大会(西宮)研究発表要旨)
- 13.シロウリガイ属化石に見られる穿孔捕食痕(日本貝類学会平成16年度大会(東京)研究発表要旨)
- O-273 北西太平洋産現生および化石 Limopsis 属(二枚貝)の新種
- 南サハリンの新生界とFortipecten takahashiiの産出状況
- 石川県の更新統大桑層より産出したビョウリツハナイタヤガイ(新称)
- 内湾性貝化石群集と残存種の関係 : 長野県北部の鮮新統城下層産貝化石群
- ロシア・サハリン島における漸新統〜中部中新統有機質微化石層序(渦鞭毛藻化石・花粉化石)と年代・古環境
- 妙高火山の地質 : I.赤倉野外活動施設を利用した自然観察路
- 兵庫県但馬地域の下・中部中新統村岡層から得られたヨウラクガイ属の 1 新種
- 貝化石群集の群集構造による古水深の推定方法 : 中新統瑞浪層群産貝化石群を例として
- 北海道稚内近海より採集されたフタバシラガイ科二枚貝の 1 新種
- O-119 新潟県上越市西部の鮮新統の珪藻化石層序と鮮新世における日本海の古海洋変遷(10. 地域地質・地域層序,口頭発表,一般講演)
- O-236 日本海中部沿岸域における鮮新世中期の古海況 : 新潟県新発田市の鍬江層産軟体層物群(22. 新生代古生物,口頭発表,一般発表)
- O-290 新潟県海川周辺における新第三系の軟体動物化石群と古環境(23. 新生代古生物(液晶有),口頭発表,一般講演)
- O-289 北太平洋地域におけるLirabuccinum属(腹足類)の分類と分布(23. 新生代古生物(液晶有),口頭発表,一般講演)
- P-154 兵庫県但馬地域の中新統北但層群村岡層産ヨウラクガイ属(腹足綱:アクキガイ科)の一新種とその意義(22. 新生代古生物,ポスターセッション,一般発表)
- 2.75Maの寒冷化の日本海沿岸域の軟体動物群への影響:秋田県の中部および北部の軟体動物群 : 秋田県の中部および北部の軟体動物群