621. 宮城県, 鮮新統・竜ノ口層中の海棲珪藻植物群
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概要
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仙台周辺から北上河谷に沿い, 脊梁山脈と北上山地との間の低地帯に広く分布する竜ノ口層中の化石珪藻群集の解析とその結果とを述べる。出現する珪藻種の頻度による相関係数によってQモード・クラスタ分析を行なって, 試料を類似性の強い6つの群に区分し得た。試料の層位的位置からみて, これらの群は竜ノ口層の下部・中部および上部をそれぞれ代表するものである。これとは別に, 珪藻種の生態的特徴と各試料での上位5位までの優勢種にもとづく群集の解析から, 下部および上部を代表する群に属する珪藻群集は, 中部のものよりも浅い浅海域で形成された群集であることが分る。結局のところ, 竜ノ口層中の珪藻群集は主に環境要因(水深など)の垂直変化によって規定されたものであろう。
- 日本古生物学会の論文
- 1973-09-20
著者
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小泉 格
Institute of Geological Sciences, Osaka University
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小泉 格
Department of Geology and Mineralogy, Faculty of Science, Hokkaido University
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小泉 格
Department Of Geology And Mineralogy Faculty Of Science Hokkaido University
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小泉 格
Institute Of Geological Sciences College Of General Education Osaka University
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