幾何学的改変に対する周波数変換利用型電子透かしの耐性強化手法

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概要

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電子透かし埋め込み後の画像に対する拡大・縮小や一部切り出しなどの幾何学的改変は、透かし情報を無力化するための手段となることが知られている。DCTなどの周波数変換を利用した電子透かしは透かし情報埋め込み後も比較的高画質となる傾向にあるが、この種の攻撃に対して脆弱であり耐性強化が課題となっている。一方、輝度値などの標本値を操作する電子透かしは透かし情報埋め込み後の画質劣化が大きくなる傾向にあるが、幾何学的改変に対し強い耐性を持たせることが可能である。本研究では、周波数変換利用型電子透かしに標本値操作型電子透かしを併用することで、透かし情報埋めこみ後の画質劣化を抑えつつ一部切り出し攻撃に対して耐性を高めた電子透かしの一手法を提案する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1998-11-27

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