エッジ情報のガウス球上分布を用いた物体認識
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概要
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本研究では,任意形状の多面体物体を認識する手法を提案する.この手法では,画像より得られたエッジ情報等のガウス球上分布と物体の3次元モデルのガウス球上分布を照合することにより,物体の種類を特定し,その姿勢を求める.照合は3段階のステップで行う.1次照合では,ガウス球上のエッジ情報分布を用いて姿勢候補を求める.2次照合では,頂点間の情報を用いて姿勢候補の真偽を検証し,絞り込みを行う.3次照合では,頂点情報を用いて2次照合で絞り込んだ姿勢候補の精度を向上させる.本手法では,エッジ情報は最低2本の直線部分が抽出されていればよいので,エッジの欠損や分断,ずれ等の誤差に強く,物体形状の欠損にも対応可能である.本手法の有効性について,シミュレーションにより検証した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-05-09
著者
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恒川 法和
静岡大学工学部機械工学科
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恒川 法和
静岡大学大学院理工学研究科機械工学専攻
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山下 淳
静岡大学大学院理工学研究科機械工学専攻
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金子 透
静岡大学大学院理工学研究科機械工学専攻
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金子 透
静岡大学大学院工学研究科
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