回転型全方位カメラとその応用
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概要
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回転型全方位カメラは, パン, チルト, ズーム, 露光時間などのカメラパラメータを変更しながら撮影した複数枚の画像情報を, ある視点から見た方位毎に蓄積・統合するためのセンサとして位置づけられる.このような回転カメラにより, 1)高い視点位置精度, 2)高い空間分解能, 3)広いダイナミックレンジ, 4)高いS/N比, を満足する全方位画像を撮影することができる.回転カメラを用いて全方位画像を撮影するには, 物理的な回転が必要であるため時間的な応答性は良くない.しかし, 特定の対象を追跡撮影するアクティブカメラとして見ると, 時間的な応答性に関しても特に問題はなく, 特に, 視点位置が移動しない光学系を用いれば, 1)回転撮影を行いながら背景差分を行ったり, 2)エゴモーションの解析を簡単に行うことができる, などの特徴も有している.本稿では, これらに関して議論を行い, 全方位画像センサの将来について展望する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2001-01-18
著者
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