複雑なテクスチャを持つ物体の輪郭線の抽出

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
物体の輪郭線は、物体の抽出、認識、分類などの後処理においてとても重要である。室内風景のような複雑な背景において、簡単のテクスチャを持つ対象物体の輪郭線の抽出についてはさまざまな方法が提案されている。しかし、この問題の逆問題、すなわち、均一な背景において複雑なテクスチャを持つ物体の抽出についての議論はまだ少ない。本稿では、我々はこの問題に焦点をあて、一つの抽出方法を提案する。本手法では、まず、入力画像からマスク画像と評価画像を生成する。次に、マスク画像を収縮させながら、輪郭線の検出と評価を行う。評価画像を使って、マスク画像の収縮処理の終了条件を与える。このように、複雑なテクスチャを有する物体の輪郭線を検出する。また、実画像を使って、本手法の有効性を確認した。本手法では、連続性、平滑性、正確性と高速性において、良好な結果が得られた。
一般社団法人情報処理学会の論文
1998-05-27

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク