青年期後期の親子間コミュニケーションの構造に関する研究 : 個性化モデルの視点から
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概要
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This study examined the structure of communications in late adolescent and their parents relationships, from a point of view of the individuation model which was proposed by Condon, Cooper, and Grotevant (1984). Thirty Japanese families (including undergraduate students and their both parents) participated in Family Interaction Task used to measure family individuation. The first 300 utterances (communication behaviors) of each family were coded into 14 categories. The frequencies of utterances in each category were submitted to ANOVA to assess the differences of communication behaviors among family member. As a result, adolescents expressed utterances indicative of connectedness (acknowledgememt, agrees with/accepts/incorporates other's ideas, requests information/validation, and states other's feeling/mindreads/dictates feeling) much more than their father significantly. In the next step of analysis, the data (11 categories except for 3 categories) were submitted to factor analysis using principal component solution with varimax rotation. This analysis showed the structure consisted of 3 components (permeability, self-expression, and separation).
- 日本青年心理学会の論文
- 1999-09-27
著者
-
大野 久
立教大学
-
久世 敏雄
名大教育学部心理学
-
平石 賢二
三重大学教育学部
-
久世 敏雄
愛知学院大学文学部
-
大野 久
立教大学文学部
-
長峰 伸治
名古屋大学教育学部
-
平石 賢二
名古屋大学
-
長峰 伸治
名古屋大学大学院教育学研究科:(現)名古屋大学教育学部
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