不等邊不等厚山型斷面材に於ける捩り應力に就て : 「接合法」による解法
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概要
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山型斷面材(Winkeleisenprofil)の捩り應力に就ては多數の研究があるが最も一般的なる不等邊不等厚山型材に對する解法は未解決の状況にある。山型斷面材は直角に彎曲した不連續部分を含み、解法の困難點は主としてこの不連續部分に歸する。本文はこの困難點を著者考案の"接合法"により解決し、不等邊不等厚山型斷面材の捩り應力線、應力分布等を考究したものである。曩に内燃機ピストンの熱傳導問題の一解法として"接合法"を發表したとき、この"接合法"は不連續部分に對する一解法として、熱傳導問題のみならず他の方面の理論にも應用し得べしと述べて置いたが、本文はその1例である。尚ほ他の應用に就ても研究の進むを俟ち追々發表し得る見込である。
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1932-10-01
著者
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