二つの水流の衝突に依る損失
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概要
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二つの周壁を限られた水流の衝突に依る損失を實験的に求めたものである。但しこゝでは問題を制限して眞直な本流に或る角度を以て支流が衝突する場合のみを考へてある。1913年にGibson氏は實験の結果から、本支流の幅相等しく厚さのみ異る矩形断面を有する水流の衝突に依つて起る全損失は、支流の流量の毎封度につき本流及び支流の流速の二次式で表し得る事を提言してゐる。著者は一屠一般的な、本支流共圓形の断面を有する場合に於ける實験を行つたのであつて、其結果から此場合の損失は幅の相等しい矩形管の時の様には簡単に表し得ないが、特殊の方法に依れば此時でも本支流の流速の二次式で表し得る事を認める事が出来た。其外衝突前の本流の流量が零なる場合、即ち死端を有する肘管の損失をも求め、之は正確に支流の速度水嵩の凾数で表し得る事を知り、其の関係を明かにした積りである。
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1930-05-18
著者
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