漕艇竝に漕法の研究
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概要
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本論文は漕艇竝に漕法の理論を取扱つたもので、推進效率はオールのスリップ比にのみよるものであるから、オール操縦の要訣は全ストローク中オールのスリップ比が常に一定であるやうに、即ち效率が常に優良の状態に保たるゝやうに操縦するにある。斯くて漕手の體力に應じ全ストローク中に於けるオール操縦に必要なる腕力の配布及オールの角速度の推移がこの條件から定めらるゝ。體力に比例して相似形に造らわたるボートを以て競漕する時は、體力の劣れる漕手は必ず敗北するから、體力の劣れる漕手が勝利を博するには、體力に比例して相似形に造つたボートでなく、摩擦面積が體力に比例するよりは大ならざるボートで出場せんければならぬ。最後にキャッチからヒニッシュまで全ストローク中に於けるオールの科学的操縦法を示す。
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1934-06-01
著者
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