示差加速度計付衝撃試驗機
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概要
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運動体が試験片に衝突すると試験片の抵抗を受けて其運動状態を変へる。此運動体の変位時間曲線を記録し、之を時間に就て二囘微分して試片に關する衝撃荷重変形曲線を求むる場合に微分係数を図式的に測定する事が極めて困難である。此困難を除く原理が本論文の骨子であり、既知にして且試験片の存在に因て変化せぬ運動をする第二物体を試片に衝突すべき第一運動体と並行させて運動せしめ、両物体間の変位の差を拡大して記録する方法と、第二物体の変位の或倍数と第一物体の変位との差を拡大して記録する方法とに就て述べてある。即ち示差法に依り、有害にして且大なる部分を占むる変位を除き必要にして小なる部分を拡大して記録させ上記の困難を除くのである。此原理は落下鎚式、振子式及回転体式牽引、屈曲及捩り衝撃試験機の總てに應用される理であるが此所には落下鎚式牽引及屈曲試験機に就てのみ記してある。
- 一般社団法人日本機械学会の論文
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