捩り加工が金屬の比重竝に電気抵抗に及ぼす影響に就て
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概要
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標準組織とせるアームコ鐵、瑞典鋼、ニッケル、銅及び眞鍮に捩り加工を加へそれによる比重の變化、長さの變化及び電氣抵抗の變化を測定し、それより断面積の變化及び比抵抗の變化を算出した。此等の金屬は何れも捩り加工と共に比重は減少し、長さは延び、電氣抵抗は増加し、且つ電氣抵抗の變化は最大剪断應力の變化とよく似た傾向を取つてゐる。断面積は比捩角と共に減少しその變化の有様は長さの増加とよく似てゐる、比抵抗は加工と共に増加し且つ電氣抵抗とよく似た變化をなしてゐる。
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1932-06-01