結合應力の問題と設計公式
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概要
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弾性的破損に關し在來多くの學説あれども、種々なる應力状態の下に行はるる實驗結果の凡てに適應するものは一つもない。因て著者は一の實驗公式を造つた。夫れは次の如きものである。(σ_1-σ_a)^2=λ[(σ_3-σ_2)^2+(σ_2-σ_1)^2]=(1+λ)σ_e^2但しσ_1,σ_2,σ_3は主要應力にしてσ_1>σ_2>σ_3,σ_eは牽伸に於ける弾性限界應力。而してλは一の實驗的定数にして、之を變へて上の式を種々なる場合の實驗結果に適應せしめる。著者の此の如くして定めた設計公式は次の如くである。(1)圖〓棒が靜的に働く[numerical formula](2)垂直應力が直角に結合する場合 : [numerical formula]但しkは許容牽伸應力である。壓縮と捩りの場合にはkを許容壓縮應力として(7)式を用ゐることが出來やう。
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1930-04-18
著者
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