特異抗原刺激によるアトピー型気管支喘息患者の末梢血白血球からのSlow Reacting Substance of Anaphylaxis (SRS-A)遊離に関する研究

元データ 1986-03-30 日本アレルギー学会

概要

症状の安定した小児期発症の気管支喘息患者で, ダニ抗原(Dermatofagoides farinae)に対してRAST score 2以上に感作された症例28名(男22名, 女6名, 平均16歳)について, ダニ抗原で刺激した際の末梢血白血球のSRS-A遊離能と気管支喘息の各種背景因子との間の関係を検討し, 次の成績を得た.1)白血球のSRS-A遊離能は喘息患者の方が健常者より有意に高かった.2)白血球のSRS-A遊離能は喘息の発症年齢が低い者ほど高かった.3)白血球のSRS-A遊離能は重症度の高い者の方が重症度の低い者より有意に高かった.4)白血球のSRS-A遊離能はハウスダストによる皮内反応の強さと相関した.5)白血球のSRS-A遊離能は好塩基球の比率および好酸球の比率と相関した.以上の成績から, 末梢血白血球のSRS-A遊離能がRAST scoreや皮膚反応と同様に気管支喘息の病態を反映していることが示唆された.

著者

長谷川 好規 名古屋大学医学部
下方 薫 名古屋大学第一内科
戸谷 康信 名古屋大学医学部第1内科および関連施設
戸谷 康信 名古屋大学第1内科および関連施設
戸谷 康信 名古屋大学医学部内科学第一講座
戸谷 康信 東京慈恵会医科大学附属柏病院 総合内科
長谷川 好規 名古屋大学 医学部 第一内科
伊藤 隆 名古屋大学医学部内科学第一講座
高納 修 名古屋大学医学部内科学第一講座
高納 修 名古屋大学
戸谷 康信 名大第一内科
安田 行信 名古屋大学医学部内科学第一講座
下方 薫 名古屋大学

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