気管支喘息における血中Theophylline濃度測定に関する臨床的検討

元データ 1988-11-30 日本アレルギー学会

概要

気管支喘息患者36例, 計54回の重積発作治療中におけるtheophylline血中濃度を測定し, theophylline系薬剤の有効かつ安全な使用方法について検討した.約30分間のinitialloadingtherapyにおける分布容量は0.532±0.142L/kgであった.Continuousinfusiontherapyにおけるsteadystateでのtheophyllineclearanceは0.0373±0.0175L/kg/hrであり, 年齢との負の有意な相関を認めた.副作用の出現には個体差が大きいが, 血中濃度の上昇とともに循環器系, 中枢神経系を含めた副作用の出現頻度が多くなる傾向があった.気管支喘息におけるtheophylline静脈内注入療法では代謝, 体内分布に影響する病態, 薬剤併用のない場合, aminophyllineとしてinitialloadingtherapyとして7.5mg/kg/30min, continuousmaintenancedoseとして(125-age)×10^<-2>mg/kg/hrにより有効血中濃度のほぼ中央の値である14-15μg/mlの血中濃度が期待できる.しかし, 実際臨床ではtheophylline血中濃度には様々な病態や薬剤が影響を与えるので個々の症例に対して詳細な検討が必要である.

著者

中田 紘一郎 虎の門病院呼吸器科
中森 祥隆 三宿病院呼吸器内科
谷本 普一 東京慈恵会医科大学第四科
中谷 龍王 虎の門病院呼吸器内科
谷本 普一 谷本内科クリニック
中谷 龍王 神奈川県衛生看護専門病院
中田 紘一郎 虎の門病院 呼吸器科
吉村 邦彦 虎の門病院呼吸器科
中森 祥隆 虎の門病院呼吸器内科
蝶名林 直彦 聖路加国際病院内科
蝶名林 直彦 虎の門病院(共済)
中森 祥隆 三宿病院 呼吸器科
中森 祥隆 虎の門病院(共済)
野口 昌幸 虎の門病院呼吸器科
村川 和枝 虎の門病院臨床化学
中谷 龍王 虎の門病院(共済) 呼吸器科
谷本 普一 東京慈恵会医大
吉村 邦彦 虎の門病院

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