埼玉県坂戸市におけるスギおよびヒノキ科花粉の飛散状態と気象
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
埼玉県坂戸市におけるスギおよびヒノキ花粉の飛散状態をDurham型花粉補集器を用い1981年から1985年の5年間調査し, スギ花粉症患者との相関および気象条件との相関について検討した.1.ヒノキ花粉は3月下旬から4月上旬のスギ花粉飛散期の終り頃にoverlapして飛び始める.1985年にはスギ花粉数(4122)の約2倍(8862)のヒノキ花粉が観察された.2.スギ花粉症患者数は, スギ花粉のみよりも, スギとヒノキの合計花粉数により高い相関関係がみられた.このことから, スギ花粉飛散数の予想のみでなく, ヒノキ花粉飛散の予想も行う必要があると思われる.3.スギ花粉の飛散総数は, 前年の7月11日から8月10日までの平均湿度および日照時間に有意な相関がみられた.しかし, ヒノキ花粉は前年の7月および8月の平均気温と日照時間, さらに当年の2月と3月の日照時間との相関がみられた.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1986-06-30
著者
-
佐々木 好久
城西歯大耳鼻科
-
菅谷 愛子
城西大学薬学部生薬材料学教室
-
津田 整
城西大学薬学部生薬材料学教室
-
保田 和美
城西大学薬科
-
津田 整
城西大 薬
-
菅谷 愛子
城西大学薬学部
-
佐々木 好久
城西歯科大学耳鼻科
-
永沼 正道
城西歯科大学耳鼻科
-
内村 久美子
城西歯科大学耳鼻科
-
津田 整
城西大学薬学部
-
佐々木 好久
城西歯科大学耳鼻咽喉科
-
佐々木 好久
城西歯科大
関連論文
- 36. 小児気管支喘息と耳鼻科的疾患(鼻アレルギー)
- 66. 鼻アレルギーの鼻内局所減感作療法(治療(II))
- 40.鼻腺内ペルオキシダーゼ : HD アレルギーとスギ花粉症の相違(鼻アレルギー)
- 16.鼻アレルギーとコナヒヨウヒダニ(喘息:アレルゲン)
- 埼玉県における1994年のスギ・ヒノキ科花粉飛散状況
- 1B1-6 けいれん発現と神経細胞内蛋白質変化
- 63. スギ花粉症における鼻甲介粘膜の電顕的観察(鼻アレルギー)
- IIC-4 フェニトインの神経細胞レベルでの作用機序
- Mechanisms of Gastric Mucus Secretion from Cultured Rat Gastric Epithelial Cells Induced by Carbachol, Cholecystokinin Octapeptide, Secretin, and Prostaglandin E2
- 10. Prostaglandins の末梢血好酸球減少効果(第II報)(2 アレルギーと好酸球)
- A-1 けいれん源性遺伝子のクローニング
- II-C-2 ペンチレンテトラゾール作用下の神経細胞単一カルシウムイオンチャネル
- 2. 病態生理(III 花粉アレルギー)
- Gene mapping of SEZ group genes and determination of pentylenetetrazolsusceptible quantitative trait loci in the mouse chromosome
- Relationship between large conductance calcium-activated potassiumchannel and bursting activity
- 335 1998年の埼玉県におけるスギ花粉飛散状況の広域調査
- ブタクサ属 (Ambrosia spp.; Ragweed) 花粉飛散量の増加について : 埼玉県における秋期の主要アレルゲン花粉飛散状況の推移
- 秋期のスギ花粉飛散
- 135.軟部好酸球肉芽腫のアレルギー(感染アレルギー)
- 37. 小児鼻アレルギーの鼻汁細胞診 : 肥胖細胞を中心として(鼻アレルギー)
- アレルゲンを識る(3)ブタクサ
- 竜骨および牡蛎の薬理作用
- 埼玉県坂戸市におけるスギおよびヒノキ科花粉の飛散状態と気象
- 埼玉県坂戸市における空中花粉の調査 : 特にクリ花粉の飛散状態について
- 蘇葉の薬理学的研究(第1報)水性エキスおよびPerillaldehydeの神経系に対する作用
- 柴胡桂枝湯の神経薬理学的研究-4-煎剤およびエキス中の抗PTZ作用生薬の成分含量
- 小児鼻アレルギ---鼻汁中細胞染色法(Hasel Stain)の改良(目でみる耳鼻咽喉科)
- 小児鼻アレルギ---問診表から
- 小児鼻アレルギ-鼻汁の肥胖細胞
- 3.気道系におけるIgAとIgE(II 局所免疫反応)
- 96.鼻汁中の免疫グロブリン(補体, 免疫グロブリン)
- 82. 実験的アレルギー性喘息に関する研究(第1報) : 喘息様発作の惹起と抑制(in vivoにおける研究)(喘息(II))
- 細胞レベルにおけるけいれん発現機序と柴胡桂枝湯加芍薬の作用
- 4.血清リポプロテインに対する進行性鼻壊疽患者鼻汁中の抗体について(3 臓器アレルギー : セッション2いわゆる自己免疫的修飾について)
- 特別発言 花粉アレルギー, 共通抗原(III 花粉アレルギー)
- 竜骨および牡蛎の薬理作用
- 柴胡桂枝湯の神経薬理学的研究(第2報)
- 柴胡桂枝湯の神経薬理学的研究(第1報)
- 柴胡桂枝湯の神経薬理学的研究(第4報) : 煎剤およびエキス中の抗PTZ作用生薬の成分含量
- 柴胡桂枝湯の神経薬理学的研究(第3報) : 神経線維に対する麻酔作用
- ドキソルビシン, メルファランおよびメトトレキサートの抗腫瘍効果に影響する食品の検討
- 鼻アレルギーの診断から治療まで(臨床ノート)
- 抗原注射後の皮内反応についての組織学的研究
- 扁桃中のプラスミンactivator抑制物質
- 133.口腔乾燥症について:症例の検討から
- 133.口腔乾燥症について:症例の検討から
- 上顎濾胞性歯嚢胞壁より発生したと思われるエナメル上皮腫の1例
- 小児鼻アレルギーの遺伝分析
- 抗ヒスタミン剤(臨床ノ-ト)