こんにやく喘息における抗体の研究 : 第1報 こんにやくまいこを抗原とした皮膚反応とまいこ凝集反応との比較
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概要
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The aim of present study are to examine whether the antibodies that cause tanned cell hemagglutination test and skin test are related to development of the Konjac Asthma. The experimental methods are same as described in a previous paper. The results obtained are as follows: 1) Intradermal test with "Maiko" was examined on 61 cases exposed to "Maiko" and 43 cases from the other place. In the former 52% of the test was positie and in the latter 13% of the test w s positie. Prausnitz-Kustner test (P-K test) with "Maiko" was examined on 37 cases exposed to "Maiko" and 13 cases from other place. In the former 57% of the test was positie and in the latter none of them was positive. From these findings the authors assumed that the P-K test as a method to confirm the fact of the sensitization against "Maiko" in the experimental subject was more specific than the intradermal test from a judgement on the percentage of positive reaction in the persons not exposed to "Maiko". 2) In case of next experiment the skin tests (these tests were included the intradermal and P-K test) and tanned cell hemagglutination test with "Maiko" were put in force on the same experimental subject at the same time. Consequently the results obtained that the hemagglutination test and the skin tests showed positive reaction in all patients of Konjac Asthma, and, some of the tests proved positive in the persons exposed to "Maiko" and, the whole of the tests proved negative on the majority of the persons not exposed to "Maiko", Further the authors confirmed that the intradermal and P-K reactions were comperatively parallel, but, these skin tests were not relative to the tanned cell hemagglutination test on the "Maiko" sensitive individials. And the specifity of the P-K test was exceedingly than the hemagglutination test from a judgement on the percentage of positive reaction in the "Maiko"-nonsensitive persons. From these findings the authors assumed that the development of Bronchial Asthma caused by the inhalation of "Maiko" seems to be more related to the antibody responsible for P-K test than the intradermal and hemagglutination test. 3) The authors investigated the serological properties of the antibodies responsible for hemagglutination test and P-K test on the Maiko-sensitive persons. In case of this study the authors selected the experimental subject was not enforced the treatment of the hyposensitization with "Maiko". Consequently they confirmed that the antibody caused by P-K test is coincide with reagin, and the antibody caused by hemagglutination test not similar to blocking antibody with the exception of the property from thermostable. From these findings the authors assumed that the antibody responsible for hemagglutination test are not identical with skin-sensitizing antibody on the "Maiko"-sensitive persons.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1963-11-30
著者
-
近藤 忠徳
群馬大学医学部第一内科学教室
-
小林 節雄
群馬大学医学部第一内科学教室
-
倉持 玄伯
群馬大学医学部第一内科教室
-
七条 小次郎
群馬大学医学部第一内科
-
小林 節雄
群馬大学医学部第1内科
-
倉持 玄伯
群大第1内科
-
佐藤 祐司
群大七条内科
-
倉持 玄伯
群馬大学医学部第一内科
-
大沢 雄二郎
群馬大学医学部附属病院伊香保分室
-
苗木 隆三
群馬大学医学部第一内科学教室
-
金子 由之助
群馬大学医学部第一内科学教室
-
浦野 恭
群馬大学医学部第一内科学教室
-
佐藤 祐二
群馬大学医学部第一内科学教室
-
中山 登
群馬大学医学部第一内科学教室
-
青木 三重子
群馬大学医学部第一内科学教室
-
金子 由之助
群大第一内科
-
浦野 恭
群大第一内科
-
青木 三重子
群大第一内科
-
中山 登
群馬大学医学部第1内科学教室
-
金子 由之助
群馬大第一内科
-
小林 節雄
群馬大学医学部医学部第一内科
-
大沢 雄二郎
群馬大学医学部伊香保分室
-
七条 小次郎
群馬大学医学部第1内科
-
小林 節雄
群馬大学医学部内分泌内科
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