喘鳴の既往学童の頻度, および重症度の推移と血清学的検査成績との関連について
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概要
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The current and cumulative prevalence of wheezing and bronchial asthma was examined in 3149 Japanese elementary school children. The children with a past history of wheezing were selected by the modified ATS-DLD children's questionnaire. Thereafter, a second questionnaire was used to investigate the severity of the symptoms over the last two years and at the time when the respiratory symptoms had been most severe. Total serum IgE values were determined by PRIST, and IgE antibodies to Dermatophagoides pteronyssinus by RAST. The results were as follows: 1) The cumulative prevalence-rate of wheezing was 18.3% in males, 12.8% in females and 15.5% overall in the age group. 2) The cumulative prevalence-rate of asthma was 13.5% in males, 9.0% in females and 11.2% overall. The rate was lower in older children. 3) The current prevalence-rate of wheezing was 9.9% in males, 6.9% in females and 8.3% overall. 4) The current prevalence-rate of asthma was 6.4% in males, 4.8% in females and 5.6% overall. The rate was lower in older children. 5) The mean IgE value of the children with past history of wheezing was 834 IU/ml. It was higher in males. 6) The positive RAST rate of the children with a past history of wheezing was 68.1% overall in the age group. 7) The mean IgE value of the children in remission, or with wheezing only, in the last two years was lower than that of the children with wheezing and dyspnea. 8) The positive RAST rate of the children with wheezing or dyspnea in the last two years was higher than that of the children in remission.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1985-10-30
著者
-
平尾 敬男
国立療養所南京都病院小児科
-
平尾 敬男
兵庫県立塚口病院小児科
-
吉田 隆実
静岡県立こども病院
-
逢坂 文夫
東海大学公衆衛生学教室
-
逢坂 文夫
東海大医公衛
-
逢坂 文夫
東海大学 公衆衛
-
三宅 健
静岡県立こども病院感染免疫アレルギー科
-
河盛 重造
静岡県立こども病院感染免疫アレルギー科
-
松木 秀明
東海大学公衆衛生学教室
-
春日 斉
東海大学公衆衛生学教室
-
平尾 敬男
国立療養所南京都病院
-
河盛 重造
静岡県立こども病院 感染免疫アレルギー科
-
三宅 健
静岡県立こども病院感染・免疫・アレルギー科
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