ヒト好塩基球のヒスタミン遊離へのカルモデュリンの関与
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概要
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ヒト好塩基球からのヒスタミン遊離におけるカルモデュリンの役割をカルモデュリンの拮抗剤であるW-7, W-5を用いて検討し, 以下の結果を得た.1.W-7はヒト好塩基球からの抗ヒトIgEによるヒスタミン遊離を濃度依存的に抑制した.50%抑制に要する濃度(IC_<50>)は1.7×10^<-5>Mであった.2.同様に, W-7はカルシウムイオノフォアA23187, formyl-methiony-leucyl-phenylalanine, 12-O-tetradecanoyl-phorbol-13-acetateによるヒスタミン遊離を濃度依存的に抑制した.IC_<50>はそれぞれ, 2.4×10^<-5>M, 3.0×10^<-5>M, 2.4×10^<-5>Mであった.3.カルモデュリンに対する拮抗作用がW-7より弱いW-5は, ヒスタミン遊離抑制作用も弱かった.以上の結果はヒト好塩基球からのヒスタミン遊離におけるカルモデュリンの関与を示唆する.
- 1984-08-30
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