轉位平齒車の一方式
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概要
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小齒車及び大齒車の曲げに對する強度を等しくすれば, この一對の齒車は動力傳逹用として最も望ましいものとなる.斯る條件を滿足する如く轉位係數を選擇する方法として, 齒形の隅肉を形成する二つのトロコイド曲線間の最短距離Sを, 同一材料から成る齒車對では相等しくなる如く, 又異なる材料の齒車對ではS^2が材料の縱彈性率に反比例する如くとることを提案してある.Sの値が異なれば, 同一齒數の一對の齒車に對し, 種々異なる性質のものが出來る譯であるから, 斯る轉位齒車群の噛合性能圖を作製し, 中心距離又は使用目的により轉位係數の最後的決定をなす轉位平齒車の一方式に就て述べてある.尚壓力角α_c=14°30′及びα_c=20°の標準ラック型カッタに對し, 轉位係數の選擇に必要な圖表及び計算例をも示してある.
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1947-02-25
著者
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