多翼送風機設計に關する基礎研究(第1報) : 渦卷室に關する實驗的研究
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概要
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多翼送風機は現在非常に廣く用いられており,將來もますますその使用範圍は擴大する傾向にあると考えられるにかゝわらず,その性能および理論が判然とせぬため,設計方針は原始的で,ただ既成品を模造すること多く,他の型の送風機の如く理論的根據から設計することは皆無と云つてもよろしいのではないかと思われる.元來一般の送風機の理論としては,モーメンタン理論によるものと,翼理論によるもの等があるが,多翼送風機の如く翼が前傾きの場合は,モーメンタン理論では滿足な説明がつかず,翼數が多いため從來の翼理論でも十分な解析はできない.これらの點に鑑み筆者はまず渦卷室・翼車・翼の順序でこれらがそれぞれ單獨に送風機の性能におよぼす影響を別々に分けて實驗觀測し,實驗結果をまとめてその特性を調べ,實驗とよく一致する新しい理論を考えた.
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1948-05-10
著者
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