疲勞の新理論とその應用
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概要
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さきに發表した筆者の考えを擴張し,まず耐久限度を決定すべき便利な方法を述べ實例を擧げた.つぎに應力を變更した場合,材料の壽命を算定する方法を述べ,應力を加えるべき順序が結果に影響することを示した.つぎに最大値の異なる單純なる應力波(一つの極大のみを有するもの)が繰返えされる場合,その平均應力(換算應力)の求め方を記し,實例について説明した.實際に當つては一層複雜な應力波が與えられることが多いが,その解決に對する第一歩として,單純な應力波に一つの瘤の現れる場合の取扱法を述べ,實驗と比較したが,これだけでは可否を判定し得なかつた.最後に正弦波的な應力波の外に一定の平均應力の重疊するときの算式を導き,實驗と比較して見たが兩者の一致は非常に良好である.
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1947-10-30
著者
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