一次陽子線と二次荷電粒子の線量比

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概要

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陽子線の照射において, 物理的特性として横方向の散乱が比較的少ないことが上げられるが, その線量評価においては一次陽子線と二次荷電粒子が関与している。本研究において, 70MeV陽子線について, 平行平板型電離箱を用いて水中において各照射野ごとに線量測定を行った。各range shifterごとの照射野係数曲線を外挿し, 横方向からの二次荷電粒子を除去した。その値と一次陽子線のフルエンスから, 二次荷電粒子の線量比を各range shifterごとに検討した。その結果, 照射野が小さいほど二次荷電粒子の線量比は大きくなった。また, SOBPの各位置により値に差が現れた。これによりコリメータからの二次荷電粒子の影響があることが示唆された。
1999-12-25

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