ガラス中の"水分"の新定量法 : 加熱追い出しガスクロマトグラフ法
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概要
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ガラスの性質に重要な影響を与える水分の新規な定量法を考案し検討した.試料を加熱し水分を追い出し, 追い出された水分をカルシウムカーバイドと反応させアセチレンに変え, それを水素炎イオン化検出器付きの高感度ガスクロマトグラフで定量する方法である. 定量条件を検討し, 最適の試料加熱温度, 時間 (1205℃, 1時間) 等, 諸条件を決定した. また発生させたアセチレンガスの捕集は, 臭気分折用トラップを用い, 急速加熱法によりガスクロマトグラフに導入することにより再現性のよい定量値を得ることができた. ガスクロマトグラフを用いるこの方法はガラス中の水分を精度よく定量できるはん用性の高い優れた方法である.
- 社団法人日本セラミックス協会の論文
- 1982-05-01
著者
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