溶融樹脂の流動特性の測定(スクリュー式およびプランジャ式レオメータの比較)
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概要
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樹脂を成型加工する場合,まず必要になるのは溶触樹脂の流動特性に関する知見であるが,その測定装置としては,一般に,プランジャ押出し式レオメータ,スクリュー押し出式レオメータが用いられるが,両者による測定結果にしばしば食い違いがあり,問題になっている.スタイロン,ハイゼックス6400M,ハイゼックス5000B,スミカセンF702-2の4種類の樹脂について,上記の二つの測定装置で流動特性を求め,せん断速度を一定にして,S_T(=τ_p/τ_s)=1.3〜2.3の値を得た.したがって,プランジャ式レオメータから得られる流動特性を1.3〜2.3シフトさせれば,スクリュー式レオメータ(実際の押出し条件に近い)の場合をある程度,推定することが可能である.
- 社団法人日本材料学会の論文
- 1966-08-15
著者
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