ホウ砂末とホウ酸末の流動性,充てん性に対する粒径の影響
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概要
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ホウ砂末、ホウ酸末の安息角、すべり角、空隙率に対する粒径の影響を検討してみた。角度は粒径が小さくなるにつれて少しずつ増大し、ホウ砂では160μホウ酸では100μ付近を境として、それ以下での角度の増大は急に著しくなり、角度と粒径の間には近似的に次のような関数が適用できた。D≤D_c tan α=A_1 exp (-B,D) (1) D≥D_c tan A_1' exp (-B_1'D) (2) A_1 >A_1', B_1>B_1'>0 一方、最粗空隙率もある粒径を境として、それより大きい所ではほぼ一定だが、それ以下では粒径の減少とともに増大し、次のような関係が見いだされた。ε_0-ε_c=A exp (-BD) 空気中での臨海粒径は安息角、すべり角の場合と一致した。臨海粒径以上では粉体粒子間凝集力は無視でき、(2)式は粉体の内部摩擦係数tanθに相当するとしてC/Mgを求め、ε_0-ε_cとの関係を検討すると両者の間には直線関係が見いだされた。以上の事実から、臨海粒径以上では粉体粒子間凝集力は無視できるが、それ以下では無視できなくなり、安息角、すべり角、空隙率等に影響を与えるものと考えられる。
- 1967-05-15
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