ゾル-ゲル法によるPTMO修飾CaO-TiO_2ハイブリッドの調製 : ハイブリッドのアパタイト形成能と力学的性質
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概要
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Transparent monolithics of poly (tetramethylene oxide) (PTMO)-modified CaO-TiO_2 hybrids were obtained by hydrolysis and polycondensation of triethoxysilane end-capped poly (tetramethylene oxide) (Si-PTMO), tetraisopropyltitanate (TiPT) and calcium nitrate. Under the constant ratio of (Si-PTMO)/(TiPT) = 2/3 in mass, the molar ratio of (Ca (NO_3)_2)/(TiPT) was varied from 0 to 0.15. The hybrid samples were subjected to the evaluation of the apatite-forming ability in a simulated body fluid (SBF) and to the mechanical property measurements in air by three-point bending. The apatite-forming ability in SBF remarkably increased with increasing CaO content. The hybrid samples with (Ca (NO_3)_2)/(TiPT) = 0.10 and 0.15 in mol formed an apatite on their surfaces within only one day. Although the Young's modulus and bending strength decreased with increasing CaO content, all the values were within the range of those of human cancellous bone. The failure strains were found to be in the range of about 13 to 25%. Thus, the hybrids exhibiting both high apatite-forming ability and high capability for deformation were successfully synthesized. These hybrids may be useful as new kind of bioactive bone-repairing materials.
- 社団法人日本セラミックス協会の論文
- 2003-08-01
著者
-
中村 孝志
京都大学大学院医学系研究科整形外科学分野
-
小久保 正
京大化研
-
小久保 正
京都大学大学院工学研究科
-
小久保 正
中部大学総合工学研究所
-
小久保 正
京都大学化学研究所
-
小久保 正
京都大学 工学研究科 材料化学 専攻
-
小久保 正
京都大学工学研究科
-
中村 孝志
京都大学大学院医学研究科
-
川下 将一
東北大学大学院医工学研究科
-
川下 将一
京都大学大学院光学研究科附属イオン工学実験施設
-
宮田 昇
京都大学大学院工学研究科材料化学専攻
-
福家 憲一
京都大学大学院工学研究科材料化学専攻
-
陳 奇
華東理工大学無機材料系
-
小久保 正
京大 大学院
-
川下 将一
東北大 大学院医工学研究科
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