分子のようにふるまう半導体量子点 : 永続的ホールバーニングと間欠的発光現象
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概要
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光を吸収して半導体量子点のエネルギーが変わり, 吸収スペクトルが消失したり, 間欠的に発光する現象が観測されている. 前者は, 永続的ホールバーニングとして吸収スペクトル中に穴が開きこれが長時間保持される現象として, 後者は発光がランダムにオンとオフになるテレグラムノイズのようなふるまいとして現れる. 固体中に埋め込まれた分子の分光において知られてきたこうした現象が量子点でも起こることは, 量子点が分子と同様に極めて外界の影響を受けやすいことを示している. 最近発見されたこれらの量子点の不思議なふるまいは, 量子点のイオン化と周囲へのキャリヤーのトラップにより説明できるが, 根本にあるのは, 量子点周辺と量子点という狭い空間に閉じ込められた少数電子・正孔間に大きな相互作用が働くことである.
- 1999-06-05
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