微小振動測定とその量子限界
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
巨視的な振動子の微小振動を測定する技術が発達してきて, 原子核半径よりも小さな振動振幅を検出することが可能になってきた. 最近では, 量子雑音レベルをもった低雑音増幅器が出現し, 量子限界における振動子の測定という可能性が与えられた. 更には通常の位置・運動量の不確定性関係から決まる量子限界を越えて, 振動子の任意に小さな振動を測定できるという quantum nondemolition (QND) 測定法が提案され注目されている.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1983-07-05