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概要
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近年偏極ビームと偏極標的の進歩によって, これまで知られていなかった高エネルギー偏極現象が発見され注目されている. なかでも陽子-陽子大角度散乱に現れる顕著なスピン依存性は, 核子の芯同士の散乱におけるスピンの寄与を示唆したものとして興味深い. また最近核子-核子散乱の種々のスピン・パラメターの測定によって, 二核子共鳴の存在が確認された. 一方中間子-核子散乱の偏極実験はexotic状態の研究をはじめ振幅解析や部分波解析に重要な役割をはたしている. 100GeV以上の偏極現象の研究は今後の大きな課題である.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1980-04-05
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- 高エネルギー偏極実験の最近の発展
- H. Fritzsch: Quarks; The Stuff of Matter, Basic Books, New York, 1983, xiv+298ページ, 22×15cm, 5,850円.
- 第5回高エネルギースピン物理国際会議
- D. Fick編 : Polarization Nuclear Physics ; Proceeding of a Meeting, Ebermannstadt, 1973, Springer-Verlag, Berlin and Heidelberg, 1974, ix+292ページ, 24.5×16.5cm, 3,600円 (Lecture Notes in Physics, 30).