次世代e^+e^-加速器とトップ・クォークの物理
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
次世代の素粒子物理学のフロンティア実験として,電子・陽電子リニアコライダー(直線形の電子・陽電子衝突型加速器)の計画が,現在アジア・ヨーロッパ・北米などで検討されている.本文ではまず,現代の素粒子物理学におけるこの加速器実験の役割と目的を,初等的なところから解説する.そして,加速器運転の初期段階実験として計画されている,トップ・クォークと反トップ・クォーク対生成のしきいエネルギー領域での実験に特に注目して,その豊富な物理の内容について,鍵となる理論的背景に力点を置いて解説する.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 2002-10-05