束縛状態のレベルの統計
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概要
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有限の量子力学系 (原子, 分子, 原子核など) を高く励起すると非常に多くのエネルギー・レベルが観測される. このレベルの集団は, きまった統計的性質を持つだろうか. 原子核による中性子散乱の実験によれば, そのレゾナンス・スペクトルは乱数を要素とする行列の固有値に似ているとされている. どうして有限な系が乱雑さを持ち得るのだろうか. 乱数行列のアンサンブルはどのような統計法則により決められるのだろうか.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1987-02-05
著者
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