超対称統一理論と素粒子標準模型
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概要
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素粒子物理のこれまでの発展のなかで対称性の考え方が,大きな役割を果たしてきた.現在,素粒子の標準模型といわれるものは,素粒子の間にはたらく強い相互作用,電磁相互作用,弱い相互作用の三つの相互作用をゲージ対称性の考え方で統一的に記述する理論である.標準模型を検証しつつその次のステップの物理を探ることが,これからの素粒子物理の課題となる.標準模型を越える物理として超対称性というボーズ粒子とフェルミ粒子間の新しい対称性が大きな役割を果たしている可能性が多くの人によって考えられている.ここでは超対称標準模型について解説するとともに,将来どのような実験で超対称性のアイデアが検証され得るかについて考えてみたい.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1995-05-05
著者
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