基本相互作用のゲージ階層性 (<特集>「階層のある系の物理学」)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
素粒子の標凖理論は,現在,高エネルギー加速器による精密実験により非常に高い精度でその正当性が確認されている.この理論では,一見まったく性質の異なる弱い相互作用と電磁相互作用が数100GeV以上のエネルギースケールで統一的に扱われている.また,この考えをさらに発展させて強い相互作用までも統一する大統一理論についても紹介する.そこでは,重力を除く全ての相互作用が統一される.この宇宙は,このような単純で美しい理論から出発し,二度の相転移を繰り返して,低エネルギー領域に我々の知っている豊富な物理を生みだしたと考えられる.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1995-04-05
著者
関連論文
- ニュートリノの質量と素粒子論(ニュートリノの物理-小柴昌俊氏のノーベル物理学賞受賞を記念して-)
- ニュートリノの質量と素粒子論
- 基本相互作用のゲージ階層性 (「階層のある系の物理学」)
- ニュートリノの質量と素粒子の大統一理論