全身選択応答時間に及ぼす事前のジャンプの効果
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The present study attempted to investigate the effect of preliminary jump action on the total body choice response time. The preliminary jump action is frequently observed in ball games. In a tennis game, for example, the jump action may be seen in the movement of the receiver prior to the server's hitting a ball or just before returning a ball. The current study provided two experimental conditions. Firstly, each subject was asked to jump voluntarily during the moment of preparatory period (JUMP). Secondly, each subject attempted to maintain his posture without jump action during the period (NO-JUMP). In both experimental conditions, each subject was asked to step out either right or left side indicated by the reaction signal as quickly as possible. Twenty healthy males volunteered as subjects for this study. Three interval times were analysed in the following manner. First, the choice response time (RESPONSE TIME), defined as the interval time from the reaction signal to the moment of step out, was recorded. Second, the choice reaction time (REACTION TIME), defined as the interval time from the reaction signal to the moment of lifting a leg for stepping Out, was measured. Then, the movement time (MOVEMENT TIME), defined as the interval time subtracted RESPONSE TIME from REACTION TIME was taken. Moreover, this study investigated the effect of the timing of performing perliminary jump action during the preparatory period on RESPONSE TIME and the practice effect of performing the two conditions OUMP and NO-JUMP) on RESPONSE TIME for 16 days. Statistical analysis of variance for comparison of various experimental conditions was proceeded. The results are summarized as follows: 1. Both RESPONSE TIME and REACTION TIME under JUMP condition were shorter than these under N0-JUMP condition. But MOVEMENT TIME under JUMP condition was not necessarily shorter than that under JUMP condition. 2. As the landing time (interval time between the warning signal and landing after a free preliminary jump during the preparatory period) resulted in wide range within subject and between subjects. No significant relationships between RESPONSE TIME and the landing time were found. 3. The practice effect of both JUMP and NO-JUMP conditions over 16 days resulted in shorter RESPONSE TIME. RESPONSE TIME under JUMP condition was shorter than that under NO-JUMP condition. But no differences Were found on the practice effect between the given conditions of JUMP and NO-JUMP. 4. The study suggested that shortened RESPONSE TIME with preliminary jump action resulted from both increased muscle activity and higher arousal level.
- 社団法人日本体育学会の論文
- 1985-06-01
著者
関連論文
- 40. 課題に対する予測がバランス機能に及ぼす影響(神経・感覚, 第61回 日本体力医学会大会)
- 135.電気刺激によって下腿三頭筋に誘発された遅い潜時の反射性筋放電について : 運動生理学的研究II : 第36回日本体力医学会大会
- 122.反応動作の予告期間における入力-出力系の相対的変動とα波周期との関連について : 運動生理学的研究II : 第36回日本体力医学会大会
- 4112 運動前陽性電位(P_1電位)と各種動作との関連可能性について
- 4111 反応動作におけるα-blocking の非対称性と感覚入力系との関連について
- 反応動作前のα-blockingと緩電位変動との関連について
- 随意動作に伴う脳運動関連電位 : 特に運動電位, 運動後陽性電位についての考察
- 18.CNV波形成分とα波振幅の経時的変動について : 反応動作のforeperiodとの関連から : 運動生理学的研究 : 第35回日本体力医学会大会
- 13.反応動作の遅速に伴う運動電位一筋放電間の時間の変化について : 運動生理学的研究 : 第35回日本体力医学会大会
- 4006 反応動作の予告刺激に伴う脳波変動と背景脳波及びCNVとの関連について
- 4005 ヒトにおける中枢内のsomatosensory pathways間の遅速について
- 99.CNV出現期間内におけるH波の変化について :運動生理学的研究II : 第34回日本体力医学会大会
- 98.反応動作前のα波振幅抑制と緩電位変動との関連について : 運動生理学的研究II : 第34回日本体力医学会大会
- 4017 随意動作に伴う脳運動関連電位 : 特に運動電位、運動後陽性電位についての考察
- 4013 感覚刺激によるα波振幅の変動と反応動作 : 大脳誘発電位との関連について
- 随意動作に先行する脳運動関連電位--単極導出法を用いての検討
- 4015 CNV出現期間内における体性感覚刺激による大脳誘発電位成分の変化について(4.運動生理学,I.一般研究)
- 4007 単純律動動作におけるα波の変動について(4.運動生理学,I.一般研究)
- 153.動作に伴うα波の変動について : 平均加算法によるα波振幅,および周波数の経時的変動からの考察 : 運動生理II
- 148.感覚 : 運動統合過程の遅速について : 体性感覚刺激大脳誘発電位,運動電位CNNからの考察 : 運動生理II
- 随意動作に先行する脳運動関連電位
- 504. 高齢者の大脳皮質活動水準-集中維持機能(TAF)の変容と運動の影響 : 青年および高齢者にみる集中維持機能の比較検討(加齢・性差)
- 筋有酸素能の向上を目指した高齢者の筋力づくり運動
- 293.女性高齢者を対象とした筋力づくり運動が歩行時の筋酸素動態に及ぼす影響(加齢・性差,一般口演,第60回 日本体力医学会大会)
- 1119 身体障害学生の体育指導について
- 461.アスレチック・リハビリテーションにおける中周波筋刺激装置の効果
- 自然発症高血圧ラット(SHR)の自発走運動時の血圧変動
- 4.無酸素的作業閾値時における在宅健常高齢者の歩行能(第122回日本体力医学会関東地方会)
- 176.在宅高齢者の「健康・体力づくり教室」による体力、生活機能、精神的健康への影響
- 324.地域在住高齢者の運動能力と総死亡との関連 : TMIG-LISA 追跡8年間による(【形態・加齢・性差】)
- 113.高齢者における「基礎的運動能力モデル」の不変性 : 4年間の追跡調査より
- 111.高齢者の運動能力におけるSummary Performance Scoreの妥当性
- 53.SHRの血圧に及ぼす運動の影響 : 無麻酔無拘束での測定による検討 : 生物科学I (呼吸・循環,代謝など)
- 自然発症高血圧ラット(SHR)の運動性筋血流増大現象について
- 自然発症高血圧ラット(SHR)の大動脈脈波伝播速度に対する自発走運動の影響
- 精神情緒刺激及び静的作業負荷時の指尖容積微分脈波について
- 82.回転ケージ内におけるSHRの無麻酔、無拘束下血圧直接測定について : 運動生理学的研究I : 第41回日本体力医学会大会
- 043130 自然発症高血圧ラット(SHR)の自発走運動中の血圧と心拍数について(4.運動生理学,一般研究B)
- 113.加齢にともなうラットヒラメ筋線維,支配運動ニューロンの総数ならびに組織化学的特性の変化について : 運動生理学的研究II : 第40回日本体力医学会大会
- 間欠的走運動によるトレーニングが神経, 筋組織の組織化学的特性におよぼす影響について
- 041130 ラット前脛骨筋、ヒラメ筋支配運動ニューロンの代謝特性(4.運動生理学,一般研究)
- ラットの脊髄前角細胞と下肢骨格筋線維の分化に関する組織化学的研究
- 35.ラット脊髄前角部神経細胞の組織化学的分化に関する研究 : 運動生理学的研究II
- 93.自然発症高血圧ラット(SHR)の筋組織血流量に及ぼす自発走運動の影響 : 運動生理学的研究I
- 4093 ラット錘内および錘外筋線維の組織化学的分化に関する研究(4.運動生理学,一般研究)
- 発育にともなうラット神経, 筋組織の組織化学的特性の変化について
- 134.ラットの発育にともなう運動量ならびに神経,筋の組織化学的特性の変化について : 運動生理学的研究II
- 持久性トレーニングが神経, 筋組織の組織化学的特性におよぼす影響について
- 4097 自発走運動によるトレーニング効果について : ラットを用いた神経、筋からの組織化学的研究
- ラット走運動における脊髄前角細胞の組織化学的研究 : 運動生理学的研究 II
- 4116 ラットの走運動による筋、神経組織の変化について
- 低体力高齢者の体力, 生活機能, 健康度に及ぼす運動介入の影響 : 無作為化比較試験による場合
- 高齢者の筋力づくり運動が筋力および歩行速度、歩幅、歩行率に及ぼす影響(加齢・性差, 第59回日本体力医学会大会)
- 高齢者女性を対象とした健康づくり運動が脚力および歩行能力に及ぼす影響
- 低頻度・低強度の健康づくり運動が高齢者の身体機能に及ぼす影響-下肢筋力・歩行機能に対する検討-
- 健康づくり運動が脚筋力および歩行能力におよぼす影響 : 高齢女性を対象として
- 全身選択応答時間に及ぼす事前のジャンプの効果
- 踏出し応答時間に及ぼす股関節及び膝関節角度の影響
- 4037 全身選択応答時間に及ぼす事前のジャンプ動作の効果 : 16日間の練習効果からみて
- 4005 全身選択応答時間に及ぼす股, 膝関節角度の影響
- 4014 選択全身反応時間に対する事前のジャンプ動作の効果(4.運動生理学,I.一般研究)
- 1223 反応動作にともなった視覚誘発電位
- 216. 総合筋力と筋電図 : その7 : キネシオロジー・筋力・筋電図
- 482 持久的運動に及ぼす朝鮮ニンジン投与の影響について
- 200. 筋電図に関する基礎的研究
- 9043 長距離走におけるW-upに関する基礎的研究(9.体育方法,一般研究)
- 高齢者における全身持久性評価法の検討 : 400m歩行テストの有効性
- 1013 身体障害学生の体育指導について : 第2報 頚髄損傷例
- 121.握力発揮動作に先行する運動電位 : 運動生理学的研究II : 第36回日本体力医学会大会
- 4093 筋力維持時における筋電位誘導条件について : 電極の形と位置と時定数の関係
- 地域に在住する高齢者の生活機能と体力の関係(体力研究部会特集)
- 身体運動の心電図学的研究 (研究討論会報告 4)
- 126. ERG (Electroretinogram) から見たフリッカー値の意義について
- 1263 随意運動に先行する脳運動関連電位
- 1243 アルファ波自己調節時における自立神経系の変動について
- 470 眼と上肢の一側優位性に関する研究 : 光認知と反応時間について
- 反対側脚の緊張および呼吸の位相の膝蓋腱反射時間に及ぼす影響 : 5.運動生理学に関する研究
- 動作に先行するsilent period出現に関する一考察 : 5.運動生理学に関する研究
- 総合筋力と筋電図 : 反復等尺性筋収縮の他側肢への影響 : 5. 生理学研究
- 21. 運動における組織乳酸の消長について
- 37. 総合筋力と筋電図
- 2次元測定法とMicrovibration法からみた自律神経平衡の検討
- 043G19 スポーツ活動と末梢運動神経伝導速度(4.運動生理,一般研究A)
- 101119 幼児の水中活動と生体反応について(10.保健,一般研究B)
- 0410904 上肢筋のDMCV(神経伝導速度分布)について
- 準備電位に影響を及ぼす発揮筋力と心的構えの関係について
- 1012317 止息(息こらえ)の顔面温度変化と循環動態について
- 043H25 遠赤外線放射と生体反応
- 041320 協応動作と脳波(4.運動生理学,一般研究B)
- 041315 事前の筋活動が反応時間に及ぼす影響について : 反応の複雑性に関する場合(4.運動生理学,一般研究B)
- 一酸化炭素公害に対するトレーニングの効果 : 課題研究
- 筋電図学的にみた直立姿勢の保持機構について : 5. 生理学研究
- 脊髄神経細胞の組織化学的特性に及ぼす持久性トレーニングの影響
- 041122 Image trainingの生理学的背景に関する実験的研究 : High jumpについて(4.運動生理学,一般研究)
- 16.禅・ヨーガにおける生体反応,主として脳波について : 運動生理学的研究 : 第35回日本体力医学会大会
- <原著論文>(健康教育学)事前の筋活動が反応時間に及ぼす影響について : 選択反応と反応の大きさによる場合
- 041117 事前の筋活動が反応時間に及ぼす影響について : 選択反応と反応の大きさによる場合(4.運動生理学,一般研究)
- <原著論文>事前の筋収縮の相違が反応時間に及ぼす影響について
- 4011 事前の筋活動の相違が反応時間に及ぼす影響について(4.運動生理学,一般研究)
- 252. 筋の収縮状態と筋電図との関係について