片麻痺型脳性麻痺の末梢神経機能
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概要
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中枢神経障害に伴う末梢神経の二次的異常を, 脛骨神経のM波とF波で調べた. 対象は, 脳性麻痺(CP)による片麻痺者, 脳卒中および頭部外傷による片麻痺者(後天性群), CP群と年齢が対応する正常者の各15名である. M波では下腿のMCVと振幅比(膝窩/足関節刺激)を,足関節刺激のF波では潜時, 潜時差, 波形時間および振幅を評価した. 麻痺側と非麻痺側の比較では, CP群も後天性群も, MCVと, F波の波形時間および振幅に統計学的有意差を認め, 非麻痺側と正常群の比較では, MCVと, F波の潜時および波形時間に統計学的有意差を認めた.CP群のF波振幅およびM波振幅比は, 後天性群より明らかに異常が少なかった.
- 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
- 2000-09-18