中枢神経障害の下位運動ニューロン障害
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Several authors have reported that disuse might not be a major factor of muscle wasting in hemiplegic patients with stroke. A number of published investigations have shown that pathological spontaneous activity can occur in electromyographic studies in upper motor neuron lesions. There have been some reports that the decrease of hemiplegic side M-potential reflects the drop of motor unit numbers. Most of them have estimated that pathological spontaneous activity in hemiplegic muscles might due to transsynaptic degeneration. The submaximal stimuli can evoke a sample of motor unit action potentials of S-MUAPs in the F-response entirely representative of the relative numbers of surface detected S-MUAPs of different sizes. The motor unit number estimation(MUNE) was investigated among the bilateral abductor pollicis brevis(APB) muscles in seven healthy normal controls and fifteen stroke patients with moderate-to-severe hemiplegia. The needle EMG was examined in hemiplegic side APB. The average S-MUAP on each APB muscle was calculated from a selected population of F-wave responses. The MUNE was calculated by dividing the negative peak amplitude measured from the average S-MUAP waveform into corresponding values measured from a maximum M-potential. There was no statistically difference between the both sides motor units number among normal subjects and this MUNE method also revealed the good reproducibility in them. The needle EMG revealed the spontaneous activity in hemiplegic APB muscles at 3-4 months after the onset. The motor unit number on the hemiplegic side was significantly lower than on the unaffected side (p<0.05, Mann-Whitney test) among stroke patients. About one year later, most stroke patients revealed no spontaneous activity by needle EMG but the motor unit decrement in hemiplegic side was also recognized by the MUNE method among them. The motor unit could decrease in the moderate-to-severe hemiplegic muscle due to the trans-synaptic degeneration secondary to the upper motor neuron lesion. Some investigations, however, reported that there was no significant difference in morphometrical anterior horn cell number between the affected and unaffected sides in strokes. The transsectional areas of anterior horn cells associated with the hemispheric lesional side were reported to be significantly decreased compared with those of the unaffected sides in patients and normal subjects. The motor units may remain morphometrically unchanged in their number but the functional motor units number in the hemiplegic side might decrease because the loss of trophic effect from the upper motor neurons could alter the functional state of anterior horn cell in the affected side. The investigation and therapy for the muscle wasting should be proceeded more for the rehabilitation in upper motor neuron lesions.
- 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
- 2000-01-18
著者
関連論文
- 7.早期からの認知リハビリテーションが奏功した頭部外傷の2症例(第21回日本リハビリテーション医学会関東地方会)
- 在宅診療での消化管機能異常の対応のコツ (特集 機能性消化管異常症--消化管を一本の管としてみる) -- (便通の悩み(IBSから難病・偽性腸閉塞まで))
- 症例報告 パワーアシスト機能的電気刺激併用の作業療法により肩挙上の改善がみられた腕神経叢麻痺の1症例
- 2-7-32 脳磁図(MEG)で観察した治療的電気刺激(TES)前後の運動関連磁場の変化(電気刺激,口演,一般演題,リハビリテーション医学の進歩"評価から治療介入へ",第45回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 脳卒中片麻痺患者における基本動作の運動生理学的検討(第3報) : 健常者と片麻痺患者の比較 : 第28回日本リハビリテーション医学会学術集会 : 脳卒中(基礎)
- 脳卒中片麻痺患者における基本動作の運動生理学的検討 : 第2報 一定反復回数での再現性 : 第27回日本リハビリテーション医学会総会 : 運動生理など
- 7.脳卒中片麻痺患者における基本動作の運動生理学的検討(第1報) : 自由反復回数での検討(脳卒中)
- 脳卒中片麻痺患者に対する肩甲下筋モーターポイントブロックの効果
- 1078 自転車エルゴメーターが脳卒中患者の脳活性に与える影響(理学療法基礎系,一般演題(ポスター発表演題),第43回日本理学療法学術大会)
- III-9P3-7 下肢麻痺筋に対する非侵襲的ポータブル表面電極式機能的電気刺激装置の開発(運動生理2)
- 2. 多要因が考えられる嚥下障害に対して側方傾斜姿勢が有効であった症例 (第17回日本リハビリテーション医学会関東地方会)
- 3-P2-29 Miller Fisher Syndromeにおける経頭蓋磁気刺激を使用した中枢伝導時間測定の有用性について(末梢神経障害・神経生理,ポスター,一般演題,実学としてのリハビリテーションの継承と発展,第44回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 2-3-24 脳磁図を用いた随意運動後の大脳皮質感覚野反応の定量化について(脳卒中・画像(1),口演,一般演題,リハビリテーション医学の進歩と実践,第43回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 2-2-7 リハビリテーション期の脳梗塞例に合併する下肢深部静脈血栓症(脳卒中(合併症・併存症(2)),口演,一般演題,リハビリテーション医学の進歩"評価から治療介入へ",第45回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 1-6-3 回復期〜慢性期の脳梗塞例に合併する下肢深部静脈血栓症と抗血栓薬(深部静脈血栓症(1),口演,一般演題,リハビリテーション医学の進歩と実践,第43回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 6.脳血管障害患者の嚥下障害に対する圧電素子を用いたバイオフィードバック訓練システム : 第31回日本リハビリテーション医学会学術集会 : 嚥下
- 6.脳卒中片麻痺患者の肩関節拘縮に対する肩甲下筋モーターポイントブロックの検討 : 第31回日本リハビリテーション医学会学術集会 : 痙性
- 身体障害者福祉法による補装具交付の判定に関する調査
- 身体障害者更生援護施設実態調査
- 10.脳血管障害患者のFIMを用いた機能的予後予測(脳卒中-予後II)
- 脳卒中患者の上肢運動負荷 : 片側上肢エルゴメーターを用いた体力測定および体力と握力との関係
- 呼吸不全患者における呼吸筋の訓練 : 第27回日本リハビリテーション医学会総会 : 呼吸
- 新しいADL評価法 : Functional Independence Measure(FIM) : その3 : 各種神経筋疾患例での試用経験 : 第27回日本リハビリテーション医学会総会 : ADL・評価
- 認知機能障害と情動障害に対する早期アプローチが有効であった外傷性脳損傷の2症例
- 抗癌剤中止後に機能回復が認められた脳血管障害の1例
- I-F-19 脳卒中片麻痺患者における運動単位数推定(MUNE) : 麻痺側と非麻痺側の比較と経時的変化
- P-30 対麻痺患者に対する底・背屈制御付き足継手を用いたプラスチック短下肢装具の試み
- 4. 抗癌剤中止後に機能回復が認められた脳血管障害の1例 (第3回 日本リハビリテーション医学会関東地方会)
- 介護保険制度と障害福祉制度等の利用にかかわる調査報告
- 425. 対麻痺患者の床からのトランスファーに関わる因子についての検討
- 機能的アームスリングを使用し上肢機能改善を示した、頚髄神経根症の2症例
- 3-5-17 パワーアシスト機能的電気刺激(FES)療法におけるNIRSの検討(脳卒中(その他(1)),口演,一般演題,リハビリテーション医学の進歩"評価から治療介入へ",第45回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 2-P1-8 手根管症候群における重症度の判定と治療方針の決定について : 1年間の神経伝導検査の調査から(末梢神経障害(2),ポスター,一般演題,リハビリテーション医学の進歩"評価から治療介入へ",第45回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 3-P2-9 機能的アームスリングを使用し,麻痺の改善した慢性期頚髄症患者の紹介(脊髄損傷および脊髄疾患・症例2,ポスター,一般演題,実学としてのリハビリテーションの継承と発展,第44回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 3-5-6 パラメーター記憶機能付パワーアシストTES新型器による片麻痺上肢促通ホームプログラム(第二報)(脳卒中・上肢治療(1),口演,一般演題,リハビリテーション医学の進歩と実践,第43回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 292 脳卒中急性期リハビリテーションにおける脳血流に関する検討(神経系理学療法,一般演題(ポスター発表演題),第43回日本理学療法学術大会)
- 脳卒中 (特集 筋力と筋持久力)
- 19. 体力の一指標としての握力測定の意義 : 最大酸素摂取量との関係 : 運動生理 : 第30回 日本リハビリテーション医学会 学術集会
- 25. Duchenne型筋ジストロフィー呼吸不全患者に認められた異常呼吸運動(神経・筋)
- ARB(アンジオテンシンII受容体ブロッカー)製剤による脳血管障害患者の認知機能改善効果
- 発症後10年以上経過した慢性期患者への認知リハビリテーションの効果 : 症例報告
- 12.長時間表面筋電図を用いた痙性斜頸の評価 : 第31回日本リハビリテーション医学会学術集会 : 歩行動作解析
- 筋電誘発型機能的電気刺激 (特集 物理療法のエビデンスとトピックス)
- 脳卒中上肢に対する治療 (特集 臨床神経生理学のリハビリテーションへの応用)
- 頚髄損傷患者の呼吸機能障害 : 呼吸筋・呼吸補助筋の検討
- 7. 座位不良障害者に対するBack-UP^のリハビリテーション上の応用 (第16回日本リハビリテーション医学会関東地方会)
- I-E-73KM 脳卒中患者におねる急性期重症度と機能障害,能力低下の予後(第2報)
- 中枢神経障害の下位運動ニューロン障害
- II-A1-1 脳卒中患者における急性期重症度と機能障害, 能力低下の予後
- 脊髄損傷患者の社会的不利に影響を与える要因 : Craig Handicap Assessment and Reporting Technique (CHART) による予備的検討
- II-J-14 脳卒中患者の足関節底屈筋のstiffnessの測定
- II-H-11 中高年齢の中心性頸髄損傷患者のADLと機能障害
- I-D-9 脊髄損傷患者における社会的不利に関わる因子の検討 : Craig Handicap Assessment and Reporting Technique (CHART)を用いた検討
- 11. 長時間の頸髄腫瘍手術後に発症した両側大腿神経麻痺のリハビリテーション (第6回日本リハビリテーション医学会関東地方会)
- 13. 脳卒中患者における最大酸素摂取量(V^^・o_2 peak)と筋力の関係 : 上肢運動負荷試験による検討 : 脳卒中(循環-3) : 第30回 日本リハビリテーション医学会 学術集会
- MET300による上肢運動負荷(第2報) : 脳卒中患者における検討 : 呼吸・循環(脳卒中) : 第29回日本リハビリテーション医学会学術集会
- MET300による上肢運動負荷 : 第1報 : 正常人における検討 : 第28回日本リハビリテーション医学会学術集会 : 循環
- 26. Duchenne型進行性筋ジストロフィー症における心肺系の負荷方法の検討(神経・筋)
- 24. Duchenne型進行性筋ジストロフィー症(DMD)における筋障害の進行過程(神経・筋) : CTスキャンによる検討(第3報 : 骨盤帯および体幹筋)
- 44. 記憶障害に対する機能回復訓練の試み : 脳損傷 : 第30回 日本リハビリテーション医学会 学術集会
- 21. 評価用あぶみ義足の使用経験 : 両下腿切断を伴った脊髄不全損傷の一症例 : 切断-1 : 第30回 日本リハビリテーション医学会 学術集会
- 21. 頸髄損傷患者の上肢筋力の回復について : 脊損-4 : 第30回 日本リハビリテーション医学会 学術集会
- Serial Position Effect Testを用いた外傷性脳損傷に伴う記憶障害の評価 : 脳損傷,その他 : 第29回日本リハビリテーション医学会学術集会
- 10.リハ中の整形外科患者に見られた内科的合併症(呼吸・循環器)
- 新しい機能的電気刺激療法を用いたニューロ・リハビリテーション (第47回 日本リハビリテーション医学会 学術集会/鹿児島) -- (シンポジウム 片麻痺上肢への革新的治療法)
- 新しい機能的電気刺激によるニューロリハビリテーション (特集 ニューロリハビリテーションの最前線)
- 脳卒中片麻痺患者の体力評価 (特集 リハビリテ-ション医学の基礎--体力)
- 地域連携パスとリハビリテーションの関わり : 都市近郊の場合
- 高齢者の運動療法 (〔2002年〕11月第5土曜特集 21世紀のリハビリテーション医学・医療) -- (最近の話題)
- 片麻痺上肢に対する筋電応答電気刺激(パワーアシストタイプ) (特集 電気・磁気刺激によるリハビリテーションへの応用)
- 排泄機能障害のリハビリテーション (内部疾患のリハビリテーション--効果と実際)
- 脳波・筋電図の臨床 筋電図を制御に利用した新しい機能的電気刺激
- 脳波・筋電図の臨床 排便障害に対する肛門括約筋筋電図バイオフィードバック療法
- 8.障害者の持久力評価法としての心拍酸素係数 : その最大酸素摂取量との関係(脳卒中)
- 脊髄損傷患者が歩ける日
- Miller Fisher Syndrome における経頭蓋磁気刺激を使用した中枢伝導時間について
- 20.高齢者における筋疲労後の筋線維伝導速度の回復過程(筋疲労・その他)
- 8.三次元加速度計による日中活動量の測定(運動処方)
- 集中治療室でのアプローチ (増大特集 リハビリテーション医学2007--最近10年の動向とエビデンス) -- (リハビリテーション・アプローチ)
- 脳性麻痺例に対する改良型SSO(Sitting Support Orthosis)の経験 : 第27回日本リハビリテーション医学会総会 : 小児
- 16.肩手症候群を呈する脳卒中患者のsympathetic skin responseの検討(脳卒中)(第25回日本リハビリテーション医学会総会)
- 脊髄損傷 (特集 リハビリテーションにおけるQOL)
- 排尿・排便障害の評価 (特集 排尿・排便障害とリハビリテーション)
- 排便コントロールの新しい試みを知る (特集 患者さんに喜ばれる排泄コントロール) -- (排泄障害の治療)
- 排便障害の治療 (特集 排便障害とリハビリテーション)
- 実践講座 機器を用いた機能訓練(1)エルゴメーター
- 評価 社会的不利の評価 (増大特集 新・リハビリテーション技術) -- (総論--評価・診断・治療・他)