脛骨運動神経の経年変化 : M波とF波による検索
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概要
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17歳から88歳の健康男子100名 (年代別4群) に, 母指外転筋から脛骨神経のM波およびF波を導入し, 経年変化を検索した. M波からは終末潜時, 振幅および最大神経伝導速度を, F波からは最小潜時, 潜時動揺性および波形時間を計測した.F波最小潜時は "単位身長あたりの潜時" で評価し, M波同様50歳前後から有意の経年変化を認めた.F波の波形時間は "F/M波形時間比" で評価し, その平均値はすべての隣接群間に統計上の有意差を認め, 比較的若年より経年変化のあることを示した. IV群 (70歳以上) のI群 (30歳未満) に対する平均値変化率はF/M波形時間比が40.0%でもっとも高く, F波最小潜時は15.3%, MCVは10.3%であった.
- 1983-05-18
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