播種期を異にした場合に見られるParaguayダイズ品種の日長反応
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概要
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Paraguayで栽培されている品種を中心に,16のダイズ品種を選び,同国Capitan Miranda地区(南緯27゜17',西経55゜50')にある地域.農業研究センター圃場で,1981年9月30日から1982年2月6日にかけての8回の異る播種期で栽培した。 播種から開花までの期間の日長(日の出から日没までの時間)の平均値は,11月中に播種Lた場合が最も長く,主茎節数もこの播種期で最大となった。 この時期より早播きした場合も,遅播きした場合もともに,播種から開花までの期間の平均日長は短縮し,主菜節数も減少した。開花迄日数は10月15日播きで最大となり,早播きによる開花迄日数の減少程度は,遅播きによるものより小さかった。 Y=ae^bx(Xは平均日長,Yは主茎節数)の式を用いて,節数を平均日長に対して指数回帰し,bの推定値をもって,主茎節数の日長による増加率とし,開花までの日長感応性を品種間で比較した。一般に,開花迄日数の大きい品種ほど節数増加率は大きい傾向があり,また,一部の品種を除いて,早播きした場合の日長短縮による節数の減少程度は,遅播きによる場合よりも大きい傾向が見られた。早播適応性を有するとされるP-78およびIAC-8の2品種は,早播きによる節数の減少程度が遅播きにくらべて小さく,更に,節数増加率も小さいことから,開花までの期間の日長感応性の小さいことが推定された。
- 日本育種学会の論文
- 1983-12-01
著者
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