Acacia mollissimaの育種学的研究II : 耐寒性と種子莢の成熟期との相関について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1.前報において,耐寒性は種子莢の熟期と関係があることを予想したので,その次代検定を行なった。耐寒性検定は芽生の原砂質分離,低温処理(一2℃〜一3℃),KC1O_3に対する抗毒性によった。2.原形質分離はCaC_2水溶液のみが,低温処理による被害と正の相関を示し,CO(NH_2)_2,KNO_3,KCl十CaCl_2(容積比8:2)等の試薬では全く相関はなかった。3.KC1O_3に対する抗毒性と低温処理による被害との問には負の相関が存在する。4.上述の各処理による被害と種子葉の熟期との間には,明らかに高い相関がある。低温処理に強い系統の母樹は種子葉の熟期が挽く,低温抵抗の弱い系統の母樹は種子葉の熟期が早い。
- 日本育種学会の論文
- 1961-09-05
著者
関連論文
- Acacia mollissimaの育種学的研究II : 耐寒性と種子莢の成熟期との相関について
- California州産Sequoia sempervirensの実生稚樹の形質(II)
- California州産Sequoia sempervirens実生稚樹の形質
- 47.コルヒチン処理に依るクス変異体 : 日本育種学会第四回講演会要旨