TOGA-COARE期間中に白鳳丸で観測された赤道上、東経156度における海洋上層の変動
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1993年11月、白鳳丸により、赤道上、東経156度の定点において海洋上層の連続観測が行われた。この期間、ほとんど天候は静かで、海洋混合層の水温はわずかに上昇した。混合層における貯熱量の増加の大部分は海面を通じての熱流量との南北の移流によって説明されることが示された。また、EOF解析や等密度解析により、海洋上層500mまでの温度、塩分の変化に関しては、海面でのフラックスと混合過程の他、内部波と等密度面に沿っての南北からの海水の貫入が主な課程であることが示唆された。
- 社団法人日本気象学会の論文
- 1995-06-15
著者
関連論文
- 1993年1月13日のパプアニューギニア マヌス島における対流システムの熱力学的および雲物理学的リトリーバルによる解析
- オホーツク海海氷域の海面熱フラックスの比較 : ゾンデ観測、数値実験、客観解析
- オホーツク海大気海氷相互作用 -海氷上及び沿岸でのラジオゾンデを用いた観測-
- 海洋熱塩大循環における数十年周期の自励振動
- TOGA-COARE期間中に白鳳丸で観測された赤道上、東経156度における海洋上層の変動
- 冬季オホーツク海南西部におけるラジオゾンデ観測
- アリューシャン低気圧とアイスランド低気圧の季節進行の特徴と相互関係
- オホーツク海南西部の海氷上の大気場の熱力学的特徴 -1998年冬のラジオゾンデ観測より-
- 石狩湾で観測された筋状降雪雲の熱力学構造のリトリーバル
- VISSR/GMSデ-タを用いた海面での日平均正味長波放射量の推定に関する研究 (リモ-トセンシング--各種衛星搭載センサ-から得られる海洋物理量および生物量のValidation(精度),その現状と展望特別号)
- 北極振動とアムール河川水流量およびオホーツク海の海氷との相関関係
- オホーツク海の海氷と夏季と冬季の北半球大気循環場の関係
- オホーツク海の海氷とアムール川による河川水流入との関係
- リトリーバル法を用いた熱帯対流システムの熱力学構造の解析