伊勢湾周辺地域 (三重、岐阜、愛知) におけるアサガオ被害からみた光化学オキシダント汚染の拡がりと汚染の原因について
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概要
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ここ数年来、津市をはじめとする伊勢湾周辺地域において、アサガオの葉の光化学オキシダント被害症状が目立つようになった。とくに、三重大学(津市)構内においても毎年7〜8月にはケヤキが異常紅葉を起こし、ついに落葉し、再び新芽が展開して秋(11月)に紅葉する。また、農作物でも光化学オキシダントに高感受性の落花生の葉の被害、試験研究用として栽培した水稲、スイカ、トマト等が被害を受けてきた。一般に大気汚染による植物被害は、可視被害の発生以前に光合成や呼吸作用等の生理作用に影響して、減収をもたらすような不可視被害の存在が明らかにされている。従って津市等においても、可視被害が確認されていることから、すでに農作物および自然植生植物の生育、生産に悪影響があらわれているものと考えられる。本調査は小学校低学年生による理科観察用鉢植えアサガオの光化学オキシダント被害を調査することで、どの程度の有効性を持つかを検討すると共に、汚染の拡がりの実態を明らかにすることを目的としている。また光化学オキシダントの主成分であるオゾン(O_3)濃度を連続測定し、その結果と気象諸要因との関係を解析することによって、汚染の由来を明らかにしょうと試みたものである。
- 1976-07-31
論文 | ランダム
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