学校-地域間関係と"学校の公共性" : 学校をめぐる「連携」論に焦点づけて
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概要
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近年、学校教育は、地域の住民や民間組織(企業・NPO等)、他の行政組織等との「連携」を深めており、授業実践や学校経営のあり方も変わりつつある。学校と地域との関係が再編される中で最も重要な論点の一つは、学校教育をめぐる「公と私」「私と私」の関係が複合的・多層的に組みかえられている点であるように思われる。本企画では、学校教育の有する公共性が、「学校と地域諸組織の連携」の進展を通じて、いかに創出され、また変容しているのか、その動態、可能性、課題を追究する。教育学関連の諸研究領域で蓄積されてきた学校と地域等との連携に関する議論、あるいは教育(学校)の公共性・公教育に関する議論が、相互に知見や方法論を交流させ、新しい理論的・実践的な展望を生み出す場となることを目指している。
- 日本教育学会の論文
- 2003-08-20
著者
-
山下 晃一
和歌山大学教育学部
-
柏木 智子
大阪大学大学院
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山下 晃一
和歌山大学
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八尾坂 修
九州大学大学院人間環境学研究院
-
大野 裕己
大阪教育大学
-
武井 敦史
兵庫教育大学
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八尾坂 修
九州大学
-
武井 敦史
静岡大学
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- 巻頭言
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- 学校-地域間関係と"学校の公共性" : 学校をめぐる「連携」論に焦点づけて
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