茶園雑草防除に関する研究 : 第8報 除草剤による株際防除時の根減軽減に対するN施用効果その1(細根量)
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概要
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1.幼木茶園の株際に除草剤の連用(表面散布)を行なうと茶の根量減を認めたので,細根量とNとの関連について検討した。2.施肥量では「中」>「無」>「多」の順で細根量の増加を示した。(「中」の施肥量は1.28kg/aで9回分施)3.散布回数では1>3>÷6回の順で各水準とも回数の増加に伴い根城を示したが,3回と6回では大差を示さなかった。4.M&Bの30と50g/aで細根量は無散布と差がみられず,トリフルラリンでは13.4と22,3g/aで差を認めず,CATも10,20g/aでは差を認めなかったが,連用により,いずれの除草剤も多量散布区において著しい根量減を示した。しかし,各剤間の交互作用は認められず,各水準間での根量差は認められなかった。5.施肥量と散布回数で交互作用が認められた。その中で施肥量1.28kg/aにおいては,各除草剤ともに連用散布の増加においても,連用に伴う根減を充分に緩和した。6.Nの施用量と除草剤連用による茶根量との関係は極めて密接で,興味深い関係と思われた。
- 日本作物学会の論文
- 1971-06-30
著者
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