タバコ群落の構造と受光態勢に関する研究(予報)
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概要
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タバコの株間を変えて,タバコ群藩内の受光状態と着位別の葉の生育特性との関連を調査した。39cmから50cmの株の範囲において,葉長・葉幅・生重・乾重などの葉の生育特性は,摘心期には株間の違いにもとづく差は認められず,摘心期以降,収穫期にかけて差があらわれる。すなわち,例外はあるが,株間が大きくなるにつれ,葉長・葉幅・葉型指数・乾重・歩留・単面重が大となり,特に15〜20葉の最も品質の良い着位の葉について,その傾向がはっきり認められた。しかも,これらの傾向は,群落の受光状態と密接に関連していることから,株間を変えたときの葉の生育特性の違いは,主として群落の受光状態の違いにもとづいていることが明らかとなった。
- 日本作物学会の論文
- 1968-12-10
著者
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