作物の根の分岐についての2,3の観察(その1)
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概要
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前報までに,根の分岐は親根の伸長に伴って規則的に進行することについて報告した。今回は水稲を中心に,その他2,3の作物について根の分岐(空として2次根)を内部形態的に観察した。一般に分岐根の原基は羊歯植物では親根の内皮に,被子および裸子植物では内鞘に発生するものもあるが,更に親根の維管束との関連を見ると,植物の種類によって原生木部又は前部に接して縦列に出現することが明らかにされている。根の維管束における〓部と木部の放射状の配列を見ると〓部と木部とが1組である時は1原型,2組である時は2原型,以下これに準じ6原型以上のものを多原型という。根の分岐の方向はこの原型と密接な関連がある。すなわち,親根の維管束が1原型の場合にはそれからの分岐根は基部から先端へ向って,一方向に縦列をなして分岐し,2原型では2方向,以下これに準ずることになるという。1)2)以上の事から水稲を中心に,その他2,3の作物について根の分岐の出現部位および方向を明らかにしようとしたものである。
- 1960-10-25
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