米粒の蛋白質含量に関する研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1. As a percentage of dry weight, the total nitrogen content of brown rice decreased notably after flowering on account of a rapid accumulation of carbohydrate in grain and showed minimum value at 20 days after flowering, then increased slightly until maturity. (fig. 1, 2, 3) Albumin and globulin contents decreased slowly toward maturity and prolamin content did not show a notable change during maturation. Glutelin content showed a similar change to that of total nitrogen content. 2. The amounts of albumin and globulin per grain increased during the former period and showed a slight decrease during the latter period of maturation. The amount of prolamin increased during the former period and did not change during the latter period. The amount of glutelin per grain showed a rapid increase during 28 days after flowering and increased slowly until maturity after that. The change of glutelin represented that of total nitrogen. (fig. 5) 3. The middle portion of brown rice was fractionated into bran, outer part and inner part as shown in fig. 6 and the weight of them were 9, 43 and 49% of the whole middle portion, respectively. Glutelin content was highest in the outer part and lowest in the inner part. Albumin, globulin and prolamin contents were highest in bran and lowest in the inner part. The total nitrogen content was highest in bran. (table 3) 4. The nitrogen contents in leaf-sheath and culm of rice plant during ripening period had a positive effect upon the nitrogen contents of brown and milled rice. The top-dressing of nitrogen at heading stage and the shading treatment during ripening raised the nitrogen content of rice plant. Consequently, the nitrogen contents of brown and milled rice were increased notably by these treatment. (fig. 7, table 6) 5. The small grains had higher protein content than the larger grains of same variety and the former had lower degree of milling than the latter. This relationship was also observed between the upland-cultured rice grains and the lowland-cultured rice grains. Probably, the high-protein grains are harder than the low-protein grains. (table 7)
- 日本作物学会の論文
- 1972-12-28
著者
関連論文
- 1 作物の潮風害とその対策に関する研究 : 水稲における開花登熟期の潮風害の機構解析
- 65 イネ種子の寿命に及ぼす肥料要素の影響
- 籾の比重と米質との関係
- 88 籾の比重と米質との関係
- 米粒の乾物増加過程と米質
- 85 開花後の乾物重増加様式の差異と米質との関係
- 米の白度に関する研究
- 一枚の田の籾または米の収穫時における含水率について
- 65 一枚の田の籾または米の含水率について
- 米の品質について
- 米粒の蛋白質含量に関する研究
- 貯蔵および乾燥方法が米の炊飯特性に及ぼす影響
- 2,3 条件と米の炊飯特性
- チッソ追肥に対する日本型および印度型水稲の反応
- 8 貯蔵・乾燥と米の炊飯特性
- 一穂籾数の制限,止葉剪除および日射の制限が日本型および印度型水稲の稔実に及ぼす影響
- 登熟期の気温が日本型および印度型稲の稔実におよぼす影響
- 36 一穂籾数の制限が水稲の稔実に及ぼす影響
- 日本型水稲と印度型水稲の登熟経過の差異
- 58 日本型水稲と印度型水稲の登熟経過の比較
- 米の検査等級と米質との関係
- 灌漑水の汚濁が水稲の生育・稔実におよぼす影響
- 水稲における乾風害による白斑籾の出現とその発生機構について
- 44. 水稲における乾風害による白斑籾の出現とその発生機構について
- イネ花穎の紫外線遮断的役割
- 米の品質形成に関する生理・生態学的研究 : 第4報 貯蔵が米の食味に及ぼす影響
- イネの稔実, 登熟および粒質形成におよぼす風・雨の影響
- イネの花穎の遮光的役割
- 72 米粒の発育におよぼす花穎の遮光的役割について
- 胴割籾の発芽について (第145回講演会)
- 胴割籾の発芽に関する研究
- 米の粒質に関する研究 : 第3報 米の搗減りに関する作物学的研究
- 米の搗減りに関する研究 (第144回講演会)
- 籾の乾燥法に関する基礎的研究
- 籾の乾燥法に関する基礎研究 (第143回講演会)
- 籾の乾燥法に関する基礎研究
- 登熟期の気温が印度型水稲の米質に及ぼす影響 (第142回講演会)
- 胴割米の発生に関する研究
- 水稲地上部における耐倒伏性の力学的解析
- 米飯のテクスチャーに関する研究 : 第3報 テクスチャーの品種間差異
- 米飯のテクスチャーに関する研究 : 品種群によるテクスチャーの差異
- 117 米飯のテクスチャーに関する研究 : 第3報 品種群によるテクスチャーの差異について
- 米の品質形成に関する生理・生態学的研究 : 第3報 登熟時期および登熟条件が白米ならびに米飯付着遊離アミノ酸に及ぼす影響
- 米の品質形成に関する生理・生態学的研究 : 第2報 登熟にともなう米質の変化
- 米の品質形成に関する生理・生態学的研究 : 第1報 穂揃期窒素追肥ならびに登熟温度が米質に及ぼす影響
- 53 米の品質形成に関する生理・生態学的研究 : V・登熟にともなう米質の変化
- 米の品質形成に関する生理・生態学的研究 : 米飯の物性と結合脂質 (fat-by-hydrolysis) との関係 (予報)
- 127 米の品質形成に関する生理生態学的研究 : 米飯の物性と結合脂質(fat-by-hydrolysis)の関係(予報)
- 126 米の品質形成に関する生理・生態学的研究 : III. 古米化にともなう米質の変化
- 69 米の品質形成に関する生理・生態学的研究 : II. 白米ならびに米飯付着の遊離アミノ酸
- 68 米の品質形成に関する生理・生態学的研究 : I. たんぱく質の集積と米飯のテクスチャー
- 85 登熟各時期のアブシジン酸処理がイネ種子の休眠・寿命に及ぼす影響
- 115 生育時の日長条件がイネ種子の休眠・寿命に及ぼす影響
- 空間制限が大豆の生育に及ぼす影響
- 69 水稲地上部における耐倒伏性の機構について
- 1979 年御岳噴火の降灰による農林地の被災の調査ならびに降灰実験
- 矮性稲の温度反応性に関する研究 : 米粒の生長
- 115 栽培イネの種子寿命の品種間差異 : とくに種子形質との関係について
- 15 穂上位置による米粒及び籾穀の変異とくに、大きさと無機成分含量について
- 大豆の生育に及ぼす夜温の影響について (第117回 講演会)
- 開花期における稲の高温・乾燥障害に関する研究 : 開花期乾燥障害の機作
- 開花期における稲の高温・乾燥障害に関する研究 : 高温による受精障害
- 籾の脱水機構に関する研究 : 表皮蒸散における毛茸の役割について
- 開花期における稲の高温・乾風障害に関する研究 : 開花期の乾風障害の品種間差異
- 60 籾の脱水機構に関する研究 : 表皮蒸散における毛茸の役割
- 59 開花期における稲の高温・乾風障害に関する研究 : 籾の蒸散速度と乾風障害の品種間差異
- 作物の潮風害防止に関する基礎的研究 : 飛来降下塩分量と作物への被害について (第138回講演会)
- 作物の潮風害防止についての基礎的研究 (第134回 講演会)
- イネの冷温障害に関する研究 : 冷温障害と植物ホルモン
- イネの冷温障害に関する研究 : 穂孕期冷温処理における障害の推定と品種の冷温感受性
- 81 イネの冷温障害に関する研究 : 冷温障害と植物ホルモン
- 80 イネの冷温障害に関する研究 : 穂孕期冷温処理における障害の推定と品種の冷温感受性
- 籾の脱水機構に関する研究 : 花穎の内部形態
- 61 籾の脱水機構に関する研究 : 花穎の内部形態
- 71 腹白米発現の年次変動に関する一考察 (続)
- 37 腹白米発現の年次変動に関する一考察
- 37 籾殻の障害が米質におよぼす影響 : II. 被害後の米粒および籾殻(内外頴)の生長
- 94 籾殻の障害が米質におよぼす影響 : I. 被害時期と障害米の発生割合との関係
- 籾殻の機械的損傷と障害米の発生との関係について
- 腹白米に関する研究 : 第7報 米粒の発育時期と腹白発現の感受性について
- 35 内穎の変色化が米質におよぼす影響について
- 内頴の変色化が米質におよぼす影響について
- 57 登熟期における暗黒処理および強風処理が腹白米の発現におよぼす影響
- イネの風害に関する実験的研究 : 稔実ならびに登熟におよぼす風・雨の影響
- 20 イネの風害に関する実験的研究 : 稔実ならびに登熟におよぼす風・雨の影響
- 腹白米に関する研究腹白米の発現におよぼす登熟期の強風の影響
- 98 空間制限が大豆の生育に及ぼす影響
- 熱帯産香料兼薬用植物パチョリ-に関する二三の実験
- ビート種球内の発芽阻害物質の性質とアンモニア説その他に対する再検討
- 暖地ビート栽培における種子発芽障害に関する研究 : III. 種子発芽阻害物質について(続) (第133回 講演会)
- 暖地ビート栽培における種子の発芽障害に関する研究 : (I) 種子発芽と温度 : (II) 種球内の発芽阻害物質について (第131回 講演会)
- 44 水稲潮風害における附着塩分の移行集積と穂ならびに葉の被害発現について
- 水稲潮風害における付着塩分の移行集積と穂ならびに葉の被害発現について
- 101 作物の冠水害とその対策に関する研究 : 冠水下の水稲葉の異常伸長とその対策について
- 穂における内外頴の障害が米粒の発育におよぼす影響 (第146回講演会)
- 稲における内外頴の障害が米粒の発育におよぼす影響
- 作物の潮風害防止に関する基礎的研究 : 潮風害における水稲の被害機構について (第143回講演会)
- 作物の潮風害防止に関する基礎的研究 : 潮風害における水稲の被害減収機構について
- 作物の潮風害防止に関する基礎的研究 : 付着塩分の体内侵入とその被害について (第140回講演会)
- 大豆に於ける高冷地栽培種子と平地栽培種子との比較