大麦縞萎縮病抵抗性の二条種裸性大麦品種の育成
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概要
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裸性の大麦品種は西日本で古くから栽培されているが, 六条種であり, 赤かび病や過湿などによる被害を受けやすい.そこで裸性品種の収量や品質の安定化を図るため二条種裸性品種のYNH-2とYNH-3を育成した.まず中間母本として(Hiproly/^*2西海皮12号//ダイセンゴールド)の交配から羽系N107を, (羽系N107/羽系P20)の交配からNHS-1を育成した.裸性はHiproly由来である.大麦縞萎縮病抵抗性導入のために, 木石港-3由来の抵抗性を持つ大系R2264とNHS-1との交配を行ってYNH-2を育成した.ほぼ同様な育成経過でYNH-3を育成した.この両品種は早生で, 短稈で, 収量は二条種皮性の比較品種と同程度で, 粒のみかけの品質は良く, 大麦縞萎縮病抵抗性は極強である.YNH-2とYNH-3は裸性以外比較品種と実用上大差ない特性を有しており, 裸性品種の安定栽培に寄与し得る品種と考えられる.耐寒性は中〜やや強で, このことは裸性でも耐寒性を有する品種の育成が可能なことを示しており, 必ずしも裸品種の耐寒性が劣ることはないと考えられる.
- 1998-12-05
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