顎間ゴム使用時の下顎頭運動の変化
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
矯正治療に使用する顎間ゴム装着時における下顎頭の運動の変化を検討した. 被験者はアングルI級個性正常咬合を有し, とくに顎機能異常のないもの4名(男性3名, 女性1名, 平均年齢24.4歳; 23〜26歳)であった. 開口20mm時におけるII級ゴムおよびIII級ゴムの顎間ゴム装着前後の下顎頭の滑走量および下顎の回転量の変化を測定した. 下顎運動の測定, 分析には光化学式三次元6自由度顎運動測定装置ナソヘキサグラフを使用した. その結果, II級ゴム装置時は開口時に下顎頭位が装着前よりやや前方に変位する傾向を示した. III級ゴム装着時の下顎頭位は後上方に変位し, 下顎骨の回転量が増加する傾向を示した. このことから, 顎間ゴムを装着した直後においても下顎頭に顎間ゴムの牽引力が加わり, 下顎頭運動に影響を与えることが示唆された.
- 1999-03-25
論文 | ランダム
- 人工膝関節置換術後の臨床成績に影響する因子の検討
- ビルトホーフェン(3/21-3/25 '94)でのISO/TC198WG4, Biological Indicator, 会議報告並びに2/4並びに2/23 '94のWG4国内委員会決議報告
- ISO/TC 198/WG 4,バイオロジカルインディケーター, オタワ (8/4〜8/6'93)会議報告
- 85. 股外転筋力と中殿筋跛行に関する検討 : 求心性・等尺性・遠心性収縮力について
- 矯正力設定が可能な等運動性機器を利用した関節可動域訓練 : 前十字靭帯損傷術後症例への応用