MCPB の毒性試験の概要
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概要
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MCPBエチル原体の急性毒性は弱く, 普通物相当である.原体の眼および皮膚に対する刺激性は陰性であるが, 20%乳剤は刺激性を有する.ただし, 20%乳剤の使用時濃度(3000倍)希釈液の眼に対する刺激性は陰性であった.原体の皮膚感作性は陰性であった.ラットの亜急性毒性試験ならびに慢性毒性・発癌性試験では, 高用量投与群で体重増加抑制および肝臓重量増加が認められた.マウスの亜急性毒性試験では高用量投与群においても特に変化は認められなかった.イヌの慢性毒性試験では高用量投与群で飼料摂餌量の低下と体重減少に起因した衰弱および肝細胞の変化が認められた.繁殖性に及ぼす影響, 催奇形性および変異原性については特記すべき所見を認めなかった.MCPBエチルの登録保留基準値は, 米0.1ppm, 果実0.2ppmである.MCPBエチルは農薬登録されている各製剤容器・包装に貼付したラベルに記載されている使用方法および注意事項を遵守すれば, 使用場面においても, 残留毒性面においても安全な農薬である.
- 1992-02-20
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